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あさ‐あさ【浅浅】🔗🔉

あさ‐あさ【浅浅】 [副]色などが薄いさま。うっすら。「―と萌初(もえそ)めた麦畠は」〈藤村・破戒〉考えが浅いさま。軽々しいさま。「気軽な男の、気も―に連れ添へば」〈浄・狩剣本地〉

あざ‐あざ【鮮鮮】🔗🔉

あざ‐あざ【鮮鮮】 [副]鮮やかなさま。はっきりとしたさま。「大海の摺裳(すりも)の、水のいろはなやかに、―として」〈紫式部日記〉

あざあざ・し【鮮鮮し】🔗🔉

あざあざ・し【鮮鮮し】 [形シク]鮮やかである。はっきりしている。「神の御事を―・しくは申さねども」〈謡・賀茂〉

あさあさ‐し・い【浅浅しい】🔗🔉

あさあさ‐し・い【浅浅しい】 [形]あさあさ・し[シク]あさはかで軽々しい。奥深くない。「政さんなんかに気取られるようなそんな―・いおとよさんではない」〈左千夫・隣の嫁〉

あさ‐あめ【朝雨】🔗🔉

あさ‐あめ【朝雨】 朝の雨。朝に降りだす雨。

朝雨馬に鞍(くら)置け🔗🔉

朝雨馬に鞍(くら)置け 朝の雨はすぐにあがるから外出の用意をせよ。

朝雨に傘要(い)らず🔗🔉

朝雨に傘要(い)らず 朝の雨はすぐにあがるから傘の用意は要らない。

朝雨は女の腕まくり🔗🔉

朝雨は女の腕まくり 朝の雨はすぐにあがるから、女の腕まくりと同じようにこわくない。

あさ‐あらし【朝×嵐】🔗🔉

あさ‐あらし【朝×嵐】 朝吹く強い風。

あさい【浅井】あさゐ🔗🔉

あさい【浅井】あさゐ 姓氏の一。

あさ‐い【朝寝】🔗🔉

あさ‐い【朝寝】あさね」に同じ。「女どちは、しどけなく―し給へらむかし」〈源・宿木〉

あさ・い【浅い】🔗🔉

あさ・い【浅い】 [形]あさ・し[ク]表面から底まで、また入り口から奥までの距離が短い。深さが少ない。「―・い池」「―・い鍋(なべ)」「―・い洞窟(どうくつ)深い。物事の程度や分量、また、かかわりなどが少ない。「傷は―・い」「経験が―・い」「眠りが―・い」「つきあいが―・い」深い。その状態になってから日数や時間が少ししかたっていない。「勤めてから日が―・い」「春まだ―・い」「夜もまだ―・い時刻」色が薄い。淡い。「―・い緑」深い。香りが淡い。「―・からず染(し)めたる紫の紙に」〈源・明石〉位や家柄が低い。「九条殿の君達は、まだ御位ども―・ければ」〈栄花・月の宴〉情愛がうすい。「当時の博士、あはれ―・く貪欲深くして」〈宇津保・祭の使〉 [派生]あささ[名]あさみ[名]

大辞泉 ページ 245