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蛙の目借り時(どき)🔗🔉

蛙の目借り時(どき) 春、蛙が鳴くころの、すぐ眠くなる時期。蛙に目を借りられる意からとも、蛙が雌を求める「妻狩(めか)り」から転じたものともいう。《季 春》

蛙は口ゆえ蛇(へび)に呑(の)まるる🔗🔉

蛙は口ゆえ蛇(へび)に呑(の)まるる 《蛙は鳴くために蛇に見つけられ、のまれる意から》黙っていればよいのに、つまらぬことを言ったために身を滅ぼすことのたとえ。蛙は口から蛇に呑(の)まるる。

かえ・る【返る・反る】かへる🔗🔉

かえ・る【返る・反る】かへる [動ラ五(四)]表であったものが裏になったり、上であったものが下になったりして、ものの向き・位置が反対になる。裏がえる。ひるがえる。ひっくりかえる。「裾が―・る」「軍配が―・る」「漢文を下から―・って読む」(返る)一度変化したものが、前やもとの状態になる。「童心に―・る」「正気に―・る」(返る)一度手を離れた物が手元に戻る。もとの所有者に戻る。「忘れ物が―・る」「投資した金が倍になって―・ってくる」(返る)こちらからの働きかけに対して、相手が反応する。「返事が―・ってくる」年月・季節が一巡して再びその時になる。年が改まる。「その年も―・りぬ」〈更級〉染めた色がさめる。色があせる。「はな(=ハナダ色)も―・り濡れなどしたる薄色の宿直物(とのゐもの)を着て」〈枕・二〇〇〉動詞の連用形に付く。すっかり…する、ひどく…する意を表す。「静まり―・る」「あきれ―・る」「むせ―・る」繰り返し…する意を表す。「ぬばたまの夜を長みかもわが背子が夢(いめ)に夢にし見え―・るらむ」〈万・二八九〇〉 [可能]かえれる [下接句]己に克(か)ち礼に復(かえ)る・愚に返る・年返る・覆水盆に返らず・我に返る

かえ・る【帰る・還る】かへる🔗🔉

かえ・る【帰る・還る】かへる [動ラ五(四)]《「返る」と同語源》自分の家や、もといた場所に戻る。「郷里へ―・る」「まもなく―・ってくる」今いる場所を離れて去る。「客が―・る」野球で、ランナーが本塁を踏んで得点になる。「ヒットで走者が―・る」→戻(もど)[用法] [可能]かえれる

帰りなんいざ🔗🔉

帰りなんいざ 《陶淵明「帰去来辞」の「帰りなんいざ、田園将(まさ)に蕪(あ)れんとす、胡(なん)ぞ帰らざる」の一節》さあ、帰ってしまおう、の意。

大辞泉 ページ 2605