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かく【核】🔗🔉

かく【核】 果実の中心にある種子を保護している堅い部分。さね。細胞核「原子核」の略。「―融合」凝結核(ぎようけつかく)核兵器のこと。「―癈絶」地球の中心部。深さ二九〇〇キロから中心までの部分。ニッケル・鉄などからなり、液体状の外核と高密度の固体である内核とに分かれる。地核。コア。環式化合物の環の部分。ベンゼン核など。真珠養殖で、母貝に入れる小片。物事の中心。核心。中核。「グループの―として活躍」

かく【郭・×廓】クワク🔗🔉

かく【郭・×廓】クワク 古代中国で、都市を囲んだ土壁。ものの外まわり。また、囲まれた場所。遊郭。遊里。いろまち。

かく【覚】🔗🔉

かく【覚】 仏語。対象を覚知するもの。心。心所(しんじよ)心が妄念を離れている状態。涅槃(ねはん)の理を悟ったうえでの智慧。菩提(ぼだい)仏陀(ぶつだ)。覚者。

かく【×膈】🔗🔉

かく【×膈】 胸と腹の間。胃が物を受けつけず吐き戻す病気。膈の病。「うち食はん事難くやありけん、ものくさくなりて死ぬべき時に、―といふ病者と思ひしか、と云ひけるを」〈仮・仁勢物語・上〉

かく【×槨】クワク🔗🔉

かく【×槨】クワク 墓室内部の棺を保護するもの。木槨・石槨・粘土槨・礫槨(れきかく)・木炭槨などがある。

か‐く【下×矩】🔗🔉

か‐く【下×矩】 外惑星が日の出時に南中すること。西方矩。上矩(じようく)

か‐く【佳句】🔗🔉

か‐く【佳句】 詩歌の、よい文句。すぐれた俳句。

か・く【欠く・×闕く】🔗🔉

か・く【欠く・×闕く】 [動カ五(四)]かたい物の一部分を壊す。損ずる。「茶碗のふちを―・く」「氷を―・く」なくては困るもの、また必要とするものが備わっていない。あるべきものを持たない。「精彩を―・く表情」「きめ手を―・く」(「欠くことができない」「欠くべからざる」の形で)それなしでは済ますことができない。絶対なくてはならない。「水は人間に―・くことができない」「必要―・くべからざる条件」なすべきことを怠る。おろそかにする。「義理を―・く」「勇気を―・く行為」 [可能]かける[動カ下二]「か(欠)ける」の文語形。

大辞泉 ページ 2686