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かた‐て【片手】🔗🔉

かた‐て【片手】 片方の手。隻手(せきしゆ)相対するものの一方。「舞台の―」一組みのものの片方。また、一方にだけあること。「手袋の―」《片手の指の数から》「五〇」「五万」など、五のつく数を示す。「―におまけしましょう」二つ以上のことを同時に行うこと。かたてま。「勧進聖になりてめぐる、その―にあらあら見物せばやとて」〈仮・東海道名所記・一〉

かた‐で【堅手】🔗🔉

かた‐で【堅手】 質のかたいこと。かたく作ってあること。また、その物。「―の茶碗」実直・律義な性質。「至極―の侍」〈浄・天の網島〉

かたて‐うち【片手打ち】🔗🔉

かたて‐うち【片手打ち】 [名・形動ナリ]刀を片手で持って切りつけること。片手切り。片手なぐり。「―に打ちけるが」〈太平記・二〉片手落ち」に同じ。「吟味もなされず、―のなされやう」〈浄・歌念仏〉

かたて‐おけ【片手×桶】‐をけ🔗🔉

かたて‐おけ【片手×桶】‐をけ 一方にだけ取っ手のある桶。

かた‐ておち【片手落ち】🔗🔉

かた‐ておち【片手落ち】 [名・形動]配慮や注意が一方にだけかたより、判断などの不公平なこと。また、そのさま。偏頗(へんぱ)。「―な(の)処置」

かたて‐じょうだん【片手上段】‐ジヤウダン🔗🔉

かたて‐じょうだん【片手上段】‐ジヤウダン 片手に刀を持って上段に構えること。

かたて‐せいがん【片手正眼】🔗🔉

かたて‐せいがん【片手正眼】 片手に刀を持って正眼に構えること。

かたて‐つき【片手突き】🔗🔉

かたて‐つき【片手突き】 片手に刀を持って突きを入れること。

かたて‐なべ【片手×鍋】🔗🔉

かたて‐なべ【片手×鍋】 長い柄が片側にだけついている鍋。

かたて‐にんぎょう【片手人形】‐ニンギヤウ🔗🔉

かたて‐にんぎょう【片手人形】‐ニンギヤウ 操り人形で、左手で胴を支え、右手で人形の右手を動かす使い方。人形の左手は動かさない。文楽の詰め人形や各地の民俗人形劇にみられる。

かたて‐ぬき【片手抜き】🔗🔉

かたて‐ぬき【片手抜き】 神伝流の泳法の一。両足を交互にあおり、踏み出した足と同じ側の手で水をかき、かいた手を腰の後ろで抜いて前に回す。

大辞泉 ページ 2940