複数辞典一括検索+

かのこ‐が【×鹿の子×蛾】🔗🔉

かのこ‐が【×鹿の子×蛾】 鱗翅(りんし)目カノコガ科のガ。翅(はね)の開張三〜四センチ。翅は黒色の地に白紋が散在し、体に橙色の二本の帯がある。日中に樹間や草むらを弱々しく飛ぶ。幼虫の食草はスイバ・ギシギシ・タンポポなど。《季 夏》

かのこ‐じ【×鹿の子地】‐ヂ🔗🔉

かのこ‐じ【×鹿の子地】‐ヂ 鹿の子絞り用の生地。また、そのごく地の薄い縮緬(ちりめん)

かのこ‐しぼり【×鹿の子絞(り)】🔗🔉

かのこ‐しぼり【×鹿の子絞(り)】 鹿の背の白いまだらに似た絞り染め。鹿の子染め。鹿の子結い。鹿の子目結い。

かのこ‐ずり【×鹿の子×摺り】🔗🔉

かのこ‐ずり【×鹿の子×摺り】 壁の下地を平らにするため、くぼんだ所を漆喰(しつくい)で塗り埋めること。その塗ったあとが鹿の子模様になるところからいう。

かのこ‐そう【×鹿の子草・×纈草】‐サウ🔗🔉

かのこ‐そう【×鹿の子草・×纈草】‐サウ オミナエシ科の多年草。やや湿った草地に生え、高さ三〇〜八〇センチ。羽状に切れ込みのある葉を対生。晩春、淡紅色の小花を多数つけ、つぼみのある様子が鹿の子絞りに似る。漢方で根を吉草根(きつそうこん)・纈草根(けつそうこん)とよんで薬用とする。はるおみなえし。《季 春》「―こたびも手術寧(やす)からむ/波郷」

かのこ‐ぞめ【×鹿の子染(め)】🔗🔉

かのこ‐ぞめ【×鹿の子染(め)】鹿の子絞り」に同じ。

かのこ‐なしじ【×鹿の子梨子地】‐なしヂ🔗🔉

かのこ‐なしじ【×鹿の子梨子地】‐なしヂ 蒔絵(まきえ)の技法の一。梨子地の中に平目粉(ひらめふん)をまいて研ぎ出したもの。

かのこ‐ぬい【×鹿の子×繍】‐ぬひ🔗🔉

かのこ‐ぬい【×鹿の子×繍】‐ぬひ 刺繍(ししゆう)で、鹿の子絞りのような模様をみせる方法。絞り縫い。

かのこ‐まだら【×鹿の子×斑】🔗🔉

かのこ‐まだら【×鹿の子×斑】 鹿の毛並みにみられる白い斑点。ある地色に、白い斑点のある模様。

かのこ‐めゆい【×鹿の子目結い】‐めゆひ🔗🔉

かのこ‐めゆい【×鹿の子目結い】‐めゆひ鹿の子絞り」に同じ。

かのこ‐もち【×鹿の子×餅】🔗🔉

かのこ‐もち【×鹿の子×餅】 餅菓子の一。餅や求肥(ぎゆうひ)などを包んだ赤小豆(あかあずき)のさらし餡(あん)の上に、蜜煮した小豆粒をつけたもの。江戸時代から知られ、関西では小倉野(おぐらの)ともいう。隠元豆を用いるものは京鹿の子とよぶ。◆書名別項

大辞泉 ページ 3088