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かる‐がも【軽×鴨】🔗🔉

かる‐がも【軽×鴨】 カモ科の鳥。全長約六〇センチ。全体に黒褐色で、くちばしの先が黄色く、雌雄同色。東アジアに分布し、日本では留鳥で、川や池沼にすみ、都市公園でも繁殖している。なつがも。

かる‐かや【刈×萱・刈×茅】🔗🔉

かる‐かや【刈×萱・刈×茅】 イネ科の多年草、オガルカヤとメガルカヤの総称。ススキに似る。根をたわしやはけなどの材料とする。《季 秋》「野路の雨―独りありのままに/暁台」《刈り取った草の意》屋根を葺(ふ)くために刈り取る草。

かるかや【苅萱】🔗🔉

かるかや【苅萱】 苅萱道心の略称。謡曲で、苅萱道心の説話を題材にしたもの。現在は廃曲。禿高野(かむろこうや)説経節。三段。作者未詳。江戸初期の成立。五説経の一つで、謡曲の「苅萱」に他の説話を加えて作ったもの。

かるかや‐どう【苅萱堂】‐ダウ🔗🔉

かるかや‐どう【苅萱堂】‐ダウ 長野市北石堂町、西光寺にある堂。苅萱道心と、その子石童丸が、父子二代にわたって修行をつんだとされる。和歌山県高野山にもある。

かるかや‐どうしん【苅萱道心】‐ダウシン🔗🔉

かるかや‐どうしん【苅萱道心】‐ダウシン 石童丸伝説中の人物。石童丸の父。俗名、加藤左衛門繁氏。筑前(ちくぜん)苅萱の武士だったが、無常を感じて出家する。

かるかやどうしんつくしのいえづと【苅萱桑門筑紫かるかやダウシンつくしのいへづと🔗🔉

かるかやどうしんつくしのいえづと【苅萱桑門筑紫かるかやダウシンつくしのいへづと 浄瑠璃。時代物。五段。並木宗輔・並木丈輔作。享保二〇年(一七三五)大坂豊竹座初演。苅萱道心の説話による。

かるかや‐の【刈る×萱の】🔗🔉

かるかや‐の【刈る×萱の】 〔枕〕刈った萱の穂は乱れやすいところから、「ほ」「みだる」にかかる。「―乱れてあれど」〈古今・雑体〉

かる‐が‐ゆえ‐に【かるが故に】‐ゆゑ‐🔗🔉

かる‐が‐ゆえ‐に【かるが故に】‐ゆゑ‐ [接]《「かあるがゆえに」の音変化》前の事柄を受けて、それを理由・原因とするときに用いる。だから。それゆえに。「掃除の源因及び結果に至っては微塵の責任だに脊負って居らん。―奇麗な所は毎日奇麗だが」〈漱石・我輩は猫である〉

大辞泉 ページ 3277