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きえ‐のこ・る【消え残る】🔗🔉

きえ‐のこ・る【消え残る】 [動ラ五(四)]すっかり消えてしまわないで、一部が残る。「山かげに―・った雪」生き残る。「女君―・りたるいとほしみに」〈源・若菜下〉

きえ‐は・てる【消え果てる】🔗🔉

きえ‐は・てる【消え果てる】 [動タ下一]きえは・つ[タ下二]すっかり消えて、なくなる。「最後の望みも―・てた」死ぬ。「物の枯れゆくやうにて―・て給ひぬるはいみじきわざかな」〈源・総角〉関係がまったく絶える。「―・ててやみぬばかりか年をへて君を思ひのしるしなければ」〈後撰・恋一〉

キエフ【Kiev】🔗🔉

キエフ【Kiev】 ウクライナの首都。同国中北部、ドニエプル中流に沿う工業都市。精密機械工業が発達。九〜一三世紀にキエフ公国の首都として繁栄。ギリシア正教寺院などの名所・旧跡が多い。人口、行政区二六四万(一九九二)

キエフ‐こうこく【キエフ公国】🔗🔉

キエフ‐こうこく【キエフ公国】 九世紀末から一三世紀にかけてロシアに東スラブ人が建てた初期封建国家。一〇世紀ごろにはドニエプル川流域一帯を領有。モンゴルに滅ぼされた。

きえ‐ぶつ【帰依仏】🔗🔉

きえ‐ぶつ【帰依仏】 三宝のうちの仏に帰依すること。

きえ‐ほう【帰依法】‐ホフ🔗🔉

きえ‐ほう【帰依法】‐ホフ 三宝のうちの、仏の説いた法に帰依すること。

きえ‐まど・う【消え惑ふ】‐まどふ🔗🔉

きえ‐まど・う【消え惑ふ】‐まどふ [動ハ四]死ぬほどに思い迷う。「―・へる気色(けしき)いと心苦しくらうたげなれば、をかしと見給ひて」〈源・帚木〉

きえ‐もの【消え物】🔗🔉

きえ‐もの【消え物】 小道具のうち、舞台でこわしたり消耗したりして一回しか使えないもの。こわす皿、破る手紙、行灯(あんどん)の油、食物など。焚(た)き捨て。

きえ‐やら‐ぬ【消え遣らぬ】🔗🔉

きえ‐やら‐ぬ【消え遣らぬ】 〔連語〕《動詞「き(消)ゆ」の連用形+補助動詞「や(遣)る」の未然形+打消しの助動詞「ず」の連体形》消えるはずのものがまだ消えないである。「まだ―山々の雪」

き・える【消える】🔗🔉

き・える【消える】 [動ア下一]き・ゆ[ヤ下二]感覚でとらえられなくなる。姿・形などが見えなくなる。「煙が空に―・える」「男は人ごみの中に―・えた」音が聞こえなくなる。「足音が―・える」におい・味・痛みなどが感じられなくなる。「臭みが―・える」それまであったものが、そこからなくなる。燃えていた火が絶える。また、発していた光がなくなる。「火が―・える」「街の明かりも―・えた」雪・霜・露などが、とけたり乾いたりして、なくなる。「日陰の雪も―・えた」世間の評判、人の感情などが薄れてなくなる。「やがてうわさも―・えるだろう」「憎しみが―・える」身に備わっていたものが、なくなる。「彼特有の辛辣(しんらつ)さが―・えた」「初出場の硬さが―・える」埋め合わせがついて、なかったものとなる。「帳簿上の赤字はこれで―・えた」当然存在するはずの物や人が、なくなったり、いなくなったりする。「宝石が金庫から―・えていた」「人影の―・えたスタジアム」正気を失う。「目も眩(く)れ、心も―・えて覚ゆる」〈平家・二〉死ぬ。「やがて―・え給ひなば、かひなくなむ」〈源・若菜上〉 [類語](う)せる・無くなる・消失する・消散する・雲散する・霧散する・雲散霧消する・消滅する

大辞泉 ページ 3552