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きっ‐と【×屹度・急度】🔗🔉

きっ‐と【×屹度・急度】 [副]《「きと」の音変化》話し手の決意や確信、また強い要望などを表す。確かに。必ず。「明日は―雨だろう」「―来てくださいね」表情や態度などが厳しいさま。「―にらむ」「―申しつける」行動・状態にゆるみのないさま。「帯を―固く締め直してやれば」〈嵯峨の屋・姉と弟〉動作が瞬間的に行われるさま。急に。とっさに。「―思ひ出だして」〈平家・九〉→必ず[用法]

屹度した🔗🔉

屹度した 確実であるさま。「―証人があっては御貸し申されませぬ」〈黄・金生木〉

屹度な・る🔗🔉

屹度な・る 急に厳しい表情になる。もと、歌舞伎の演技の用語として台本のト書中に用いた。「―・ってにらみつける」

キッド【kid】🔗🔉

キッド【kid】 子やぎ。子やぎの皮。薄くてやわらかく、光沢がある。衣類・手袋・靴などに用いられる。子供。若者。

キッド【Benjamin Kidd】🔗🔉

キッド【Benjamin Kidd】一八五八〜一九一六]英国の社会学者。ダーウィニズムを人間社会に適用し、また、社会に統合をもたらすものとして宗教の役割を重視した。著「社会進化論」「西洋文明の諸原理」など。

キッド【Thomas Kyd】🔗🔉

キッド【Thomas Kyd】一五五七ころ〜一五九五ころ]英国の劇作家。「スペイン悲劇」により、エリザベス朝の復讐悲劇流行のきっかけを作った。

きっと‐しかり【×屹度×叱り】🔗🔉

きっと‐しかり【×屹度×叱り】 江戸時代、庶民に科した刑罰の一。「叱り」の重いもの。→叱り

きつ‐なん【詰難】🔗🔉

きつ‐なん【詰難】 [名]スル問いつめて責めること。難詰。

きつね【×狐】🔗🔉

きつね【×狐】 イヌ科の哺乳類。体長四五〜九〇センチ、尾長三〇〜五五センチ。毛色は主に橙褐色。口先が細くとがり、耳が三角で大きく、尾は太い。雑食性で、ノネズミを狩るときには高く跳躍して前足で押さえる。日本にはキタキツネ・ホンドギツネの二亜種がすむ。森林や草原のほか人家周辺にも現れ、民話に多く登場。人を化かすといわれ、また稲荷神の使者ともされる。《季 冬》「公達(きんだち)に―化けたり宵の春/蕪村」人をだます、ずるがしこい人。《キツネは油揚げが好物といわれるところから》稲荷鮨(いなりずし)「狐饂飩(きつねうどん)」「狐蕎麦(きつねそば)」の略。《化粧をして男を迷わすところから》遊女。「歌妓(ねこ)は箱持(はこや)の案内(しるべ)に属(つ)き、―は引手の家婢(じよちゆう)にひかれ」〈魯文・安愚楽鍋〉「狐拳(きつねけん)」の略。

大辞泉 ページ 3729