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ギリシア【ポルトガルGrcia】🔗🔉

ギリシア【ポルトガルGrcia】 ヨーロッパ南東部の共和国。バルカン半島の南端部およびエーゲ海の島々からなる。首都アテネ。古代文明の発祥地で、前二五〇〇年ごろから石器・青銅器文明が発達。前八、九世紀ごろアテナイ・スパルタなど多数の都市国家が成立したが、前四世紀マケドニアに併合。その後、ローマ帝国やオスマントルコの支配下に入ったが、一八二九年王国として独立。一九二四年に共和国、三五年王制復活を経て、七三年共和国。ギリシア正教が行われる。人口一〇三〇万(一九九二)。ギリシャ。◆「希臘」とも書く。

ギリシア‐ご【ギリシア語】🔗🔉

ギリシア‐ご【ギリシア語】 インド‐ヨーロッパ語族の一語派をなす言語。ギリシア本土からエーゲ海の島々、キプロス島などで話されている。三〇〇〇年以上にわたる豊富な記録を有し、ふつう、前二〇〇〇年から前四世紀前半までを古代ギリシア語、一五世紀半ばまでを中世ギリシア語、それ以降を近代ギリシア語と区分される。また、前五〜前四世紀のアッティカ方言に代表される古代ギリシア語を特に古典ギリシア語とよぶことがある。

ギリシア‐しんわ【ギリシア神話】🔗🔉

ギリシア‐しんわ【ギリシア神話】 古代ギリシア民族が伝承した神話や伝説。主神ゼウスを中心に、オリンポスの神々や人間の英雄などが登場する。「イーリアス」「オデュッセイア」のほか、多くの文芸作品に描かれ、ヨーロッパの文芸や美術に大きな影響を与えた。

ギリシア‐せいきょうかい【ギリシア正教会】‐セイケウクワイ🔗🔉

ギリシア‐せいきょうかい【ギリシア正教会】‐セイケウクワイ 東方正教会ロシア正教会とともに、東方正教会の中心的教会。コンスタンチノープル総主教の管下から独立し、一八五〇年、ギリシアの国教となった。

ギリシア‐てつがく【ギリシア哲学】🔗🔉

ギリシア‐てつがく【ギリシア哲学】 前六世紀ごろから後六世紀にかけて、ギリシア本土とその周辺の地域で発達した古代ギリシアの哲学。イオニア学派・エレア学派・ソクラテス・プラトン・アリストテレス・エピクロス学派・ストア学派・新プラトン学派など。

大辞泉 ページ 4071