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ギリシア‐ひげき【ギリシア悲劇】🔗🔉

ギリシア‐ひげき【ギリシア悲劇】 アテネを中心に前五世紀ごろ栄えた演劇。運命に逆らい、また、流される人間を主題とした荘重・沈痛な悲劇で、仮面をつけた俳優とコロス(合唱団)によって演じられる。アイスキュロス・ソフォクレス・エウリピデスを三大悲劇詩人という。

ギリシア‐もじ【ギリシア文字】🔗🔉

ギリシア‐もじ【ギリシア文字】 ギリシア語を書き表すのに用いられる表音文字。前九世紀ころ、古代ギリシア人がセム系の文字であるフェニキア文字を借用し、改良を加えてつくった。普通は二四字。ローマ字・ロシア文字のもととなった。

キリシタン【ポルトガルcristo】【吉利支丹・切支丹】🔗🔉

キリシタン【ポルトガルcristo】【吉利支丹・切支丹】 【吉利支丹・切支丹】天文一八年(一五四九)フランシスコ=ザビエルの布教以来、日本に広がったキリスト教(カトリック)、またその信徒。江戸幕府は邪宗として弾圧した。伝来の当初は南蛮宗・伴天連宗(バテレンしゆう)ともよばれ、五代将軍徳川綱吉のときから「吉」の字を避けて「切支丹」の字が当てられた。

キリシタン‐じ【キリシタン寺】🔗🔉

キリシタン‐じ【キリシタン寺】 南蛮寺(なんばんじ)

キリシタン‐だいみょう【キリシタン大名】‐ダイミヤウ🔗🔉

キリシタン‐だいみょう【キリシタン大名】‐ダイミヤウ 近世初期、キリスト教徒となった大名。高山右近・大友宗麟・有馬晴信・大村純忠・小西行長らが有名。豊臣秀吉や徳川氏の禁教令によって滅んだ。

キリシタン‐バテレン🔗🔉

キリシタン‐バテレン 《和cristo(ポルトガル)+padre(ポルトガル)》キリシタン布教時代の外国人宣教師で司祭職の者の称。

キリシタン‐ばん【キリシタン版】🔗🔉

キリシタン‐ばん【キリシタン版】 近世初期、イエズス会が主として九州地方で刊行した活字本の総称。バリニャーニが天正一八年(一五九〇)に活字印刷機を伝えてから刊行。欧文本・ローマ字本・邦文本・欧和混用本がある。「ドチリナキリシタン」「伊曾保物語」「日葡(につぽ)辞書」など。

キリシタン‐ぶぎょう【キリシタン奉行】‐ブギヤウ🔗🔉

キリシタン‐ぶぎょう【キリシタン奉行】‐ブギヤウ 江戸幕府の職名。キリシタンの探索や取り締まりのために、寛永一七年(一六四〇)設置。のち宗門改役(しゆうもんあらためやく)と改称。

大辞泉 ページ 4072