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くさなぎ‐の‐つるぎ【草薙剣】🔗🔉

くさなぎ‐の‐つるぎ【草薙剣】 三種の神器の一。天叢雲剣(あまのむらくものつるぎ)の別称。名は、日本武尊(やまとたけるのみこと)が東征のおり、倭姫命(やまとひめのみこと)から賜ったこの剣で草をなぎ払って難を逃れたのに由来し、のち熱田神宮に祭られたという。◆「くさ」は「臭し」の語幹、「なぎ」は古く蛇を表す語で、蛇から出た剣の意とする説もある。

くさ‐ねむ【草合歓】🔗🔉

くさ‐ねむ【草合歓】 マメ科の一年草。水田など湿地に生え、高さ約六〇センチ。葉は羽状複葉で、ネムに似る。夏から秋に、葉腋から花序を出し、淡黄色の蝶形花を二、三個つける。《季 夏》

くさ‐ねんぐ【草年貢】🔗🔉

くさ‐ねんぐ【草年貢】 江戸時代の小物成(こものなり)の一。採草する原野の面積に応じて、米または金銭を納めさせた。野年貢。

くさ‐の‐いおり【草の×庵】‐いほり🔗🔉

くさ‐の‐いおり【草の×庵】‐いほり 草ぶきの簡素なすみか。草庵(そうあん)。くさのいお。「わが袖は―にあらねども暮るれば露のやどりなりけり」〈伊勢・五六〉

くさ‐の‐おう【草の黄・草の王】‐ワウ🔗🔉

くさ‐の‐おう【草の黄・草の王】‐ワウ ケシ科の越年草。道端や山野に生え、高さ約五〇センチ。茎や葉を切ると黄色の汁が出る。葉は羽状に深く切れ込み、裏面は白みを帯びる。初夏、黄色い四弁の花を数個つける。地上部を乾燥したものを白屈菜といい、胃病に用いられる。《季 夏》

くさ‐の‐かげ【草の陰】🔗🔉

くさ‐の‐かげ【草の陰】草葉の陰」に同じ。「―苔(こけ)の下にもよそに見ば我ゆゑなほや露こぼるらん」〈新千載・哀傷歌〉

くさ‐の‐こう【草の香】‐カウ🔗🔉

くさ‐の‐こう【草の香】‐カウ 香草の名。(うんこう)。くさのか。〈和名抄〉

くさ‐の‐しる【草の汁】🔗🔉

くさ‐の‐しる【草の汁】 草緑色の日本画用の絵の具。藍蝋(あいろう)と雌黄(しおう)とをまぜて作る。

くさの‐しんぺい【草野心平】🔗🔉

くさの‐しんぺい【草野心平】一九〇三〜一九八八]詩人。福島の生まれ。「銅鑼(どら)」「歴程」などの詩誌で活躍。蛙を題材にした詩が多いことでも有名。文化勲章受章。詩集「第百階級」「定本蛙」など。

大辞泉 ページ 4263