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くさま‐なおかた【草間直方】‐なほかた🔗🔉

くさま‐なおかた【草間直方】‐なほかた一七五三〜一八三一]江戸後期の商人・学者。大坂の人。通称、鴻池屋伊助。両替商を営みながら、貨幣経済の構造や沿革を研究した。著「三貨図彙」「草間伊助筆記」など。

くさ‐み【臭み】🔗🔉

くさ‐み【臭み】 その物にある嫌なにおい。また、そのにおう度合い。「独特の―がある植物」その物から受け取る不快な感じ。嫌み。「―のある演技」「―のない文」(ねぎ)をいう女房詞。

くさ‐むしり【草×毟り】🔗🔉

くさ‐むしり【草×毟り】 雑草をむしり取ること。草取り。除草。《季 夏》

くさ‐むしろ【草×筵】🔗🔉

くさ‐むしろ【草×筵】 (わら)などで作った筵。筵を敷きつめたように、草が一面に生えていること。また、草を敷物とすること。「うちなびき秋きたりとや―野もせの露の玉をしくらん」〈夫木・一〇〉旅先での粗末な敷物や寝床。「一夜仮寝の―、鐘を枕の上に聞く」〈謡・鵜飼〉

くさ‐む・す【草生す・草産す】🔗🔉

くさ‐む・す【草生す・草産す】 [動サ五(四)]《「むす」は、生じる意》草が生える。草が生い茂る。「墓に―・す」「山行かば―・す屍(かばね)」〈万・四〇九四〉

くさ‐むすび【草結び】🔗🔉

くさ‐むすび【草結び】 簡素な小屋を作って住むこと。「この山の遥かの麓に、―する女なるが」〈謡・身延〉《草を結んで道しるべにしたところから》人に先立って事を始めること。草分け。「その―より久しき里人に弥藤太と呼び続けて」〈浮・新可笑記〉男女の縁を結ぶこと。縁結び。「化粧坂(けはひざか)の少将様に頼まれ、弟の五郎様との―」〈浄・虎が磨〉

くさ‐むら【×叢・草×叢】🔗🔉

くさ‐むら【×叢・草×叢】 草が群がり生えている所。

くさめ【×嚔】🔗🔉

くさめ【×嚔】 くしゃみ。《季 冬》「つづけさまに―して威儀くづれけり/虚子」くしゃみが出たときのまじないの言葉。くしゃみをすると早死にするという俗信があって、「くさめくさめ」と繰り返し言うと防げるといわれた。「道すがら、―、―と言ひもて行きければ」〈徒然・四七〉

くさ‐もち【草×餅】🔗🔉

くさ‐もち【草×餅】 ゆでたヨモギの葉などをまぜてついた餅。雛祭りに供える。古くはハハコグサを用いた。蓬(よもぎ)餅。くさのもち。くさもちい。《季 春》「―や足もとに著く渡し舟/風生」

大辞泉 ページ 4268