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くされ‐みず【腐れ水】‐みづ🔗🔉

くされ‐みず【腐れ水】‐みづ 腐った水。また、汚水。

くさ・れる【腐れる】🔗🔉

くさ・れる【腐れる】 [動ラ下一]くさ・る[ラ下二]腐敗する。腐る。「家々の前の狭い浅い溝には、―・れた水がチョロチョロと流れて」〈啄木・鳥影〉◆中世ごろに、四段活用から派生し、現在では、「ふてくされる」などの複合語の形で用いる。

くさ‐わい【種はひ】‐はひ🔗🔉

くさ‐わい【種はひ】‐はひ 《「わい」は接尾語「わう」の連用形から》物事をひき起こす原因。たね。「思ひ沈むべき―なきとき」〈源・梅ケ枝〉種類。品々。「物の―はならびたれば」〈落窪・一〉興味をひくたねとなるもの。趣。「唐土(もろこし)の物なれど、人わろきに、何の―もなく」〈源・末摘花〉

くさ‐わき【草分き・草×脇】🔗🔉

くさ‐わき【草分き・草×脇】 《草を押し分けて行くところから》獣類の胸先。くさわけ。「敵かからば、馬の―、太腹突いてははね落とさせ」〈太平記・三七〉

くさ‐わけ【草分け】🔗🔉

くさ‐わけ【草分け】 土地を切り開いて、そこに村や町を興すこと。また、その人。ある物事を初めて行うこと。また、その人。創始者。「電子工業界の―」草深い所を分けて行くこと。また、そういう所。「―の道を早みて里を過ぎ」〈浄・日本武尊〉草分き」に同じ。「殿原―のかふ、…鹿の実にはよき処ぞ」〈盛衰記・三六〉

くさわけ‐ごろも【草分け衣】🔗🔉

くさわけ‐ごろも【草分け衣】 草深い所を分けて行くときに着る着物。また、旅衣。「狩人の―ほしもあへず秋のさが野のよもの白露」〈玉葉・秋上〉

くさわけ‐なぬし【草分け名主】🔗🔉

くさわけ‐なぬし【草分け名主】 江戸時代、原野を開墾して町村を開いた名主。

く‐さん【苦惨】🔗🔉

く‐さん【苦惨】 苦しくみじめなこと。「焔柱を抱くの―を快とせしむる事あり」〈透谷・罪と罰〉

くし【×串】🔗🔉

くし【×串】 《「櫛(くし)」と同語源》魚貝・獣肉・野菜などを刺し通して焼いたり干したりするのに用いる、先のとがった竹や鉄などの細長い棒。細長くて、物を貫き通すのに用いるもの。「その御幣の―に書き付けて奉りたりける」〈今昔・二四・五一〉ろうそくの芯。「ちゃくちゃくと取れ蝋燭の―/貞徳」〈犬子集・一四〉

大辞泉 ページ 4273