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くす・べる【×燻べる】🔗🔉

くす・べる【×燻べる】 [動バ下一]くす・ぶ[バ下二]くすぶらせる。いぶす。「蚊いぶしを―・べる」《相手に煙たい思いをさせる意から》責めたてる。また、嫉妬(しつと)する。「世間の人がそしらうが、母ぢゃ人が―・べうが」〈浄・二つ腹帯〉

くすぼ・る【×燻ぼる】🔗🔉

くすぼ・る【×燻ぼる】 [動ラ五(四)]燻ぶる」に同じ。「今度の炭は―・っていかんね」〈虚子・続俳諧師〉燻ぶる」に同じ。「天井はランプの油煙で―・ってるのみか」〈漱石・坊っちゃん〉燻ぶる」に同じ。「貧乏町に―・ってると云って」〈漱石・倫敦消息〉燻ぶる」に同じ。「むしゃうに―・った身なりをすれども」〈黄・高漫斎〉

くず‐まい【×屑米】くづ‐🔗🔉

くず‐まい【×屑米】くづ‐ 虫食いの米や、精米するときに砕けた米。

くず‐まき【×葛巻(き)】🔗🔉

くず‐まき【×葛巻(き)】 葛のつるの巻きついたようす。また、そのような形。葛練りをかけて巻いた菓子や料理。

くず‐まゆ【×屑繭】くづ‐🔗🔉

くず‐まゆ【×屑繭】くづ‐ 絹糸にならない不良の繭。紡績絹糸・真綿などの原料として用いる。《季 夏》

くず‐まんじゅう【××頭】‐マンヂユウ🔗🔉

くず‐まんじゅう【××頭】‐マンヂユウ 葛練りであんを包んで蒸したまんじゅう。《季 夏》

くすみ🔗🔉

くすみ くすむこと。また、黒ずんだ色の出ること。

ぐ‐ずみ【具墨】🔗🔉

ぐ‐ずみ【具墨】 胡粉(ごふん)に墨を加えた絵の具。青黒い色を呈する。

くすみ‐かえ・る【くすみ返る】‐かへる🔗🔉

くすみ‐かえ・る【くすみ返る】‐かへる [動ラ四]まじめくさる。また、非常に不愛想にする。苦りきる。「おあまり貰ひが立って『おあまり下さいませう』浪人―・って『あまらぬ』」〈咄・鹿の子餅〉

くすみ‐き・る🔗🔉

くすみ‐き・る [動ラ四]「くすみ返る」に同じ。「山のふりさへ愛想なく、―・りたる松の下蔭」〈浄・鑓の権三〉

くず‐みず【×葛水】‐みづ🔗🔉

くず‐みず【×葛水】‐みづ 葛湯を冷やした飲み物。《季 夏》「―にうつりてうれし老(おい)のかほ/蕪村」

くすみ‐もりかげ【久隅守景】🔗🔉

くすみ‐もりかげ【久隅守景】 江戸初期の画家。江戸の人。号、無下斎・一陳翁。狩野探幽(かのうたんゆう)に師事、のち破門されたという。農民・庶民の風俗を描いた「夕顔棚納涼図」「耕作図」が有名。生没年未詳。

大辞泉 ページ 4302