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グメリン【Leopold Gmelin】🔗🔉

グメリン【Leopold Gmelin】一七八八〜一八五三]ドイツの化学者。赤血塩(フェリシアン化カリウム)を発見。世界的な叢書「無機化学ハンドブック」初版の編著者。

く‐めん【工面】🔗🔉

く‐めん【工面】 [名]スル《「ぐめん」とも》いろいろ手段・方法を考えて手はずを整えること。特に、なんとか工夫して金銭を用意すること。算段。「旅費を―する」金回り。ふところぐあい。「―のいい馴染に逢って、ふもとの山寺に詣でて鹿の鳴声を聞いた処」〈鏡花・眉かくしの霊〉相談。談合。「扨母の心も休めたく、此の亭主に―し」〈浄・天の網島〉

くも【雲】🔗🔉

くも【雲】 空気中の水分が凝結して、微細な水滴や氷晶の群れとなり、空中に浮かんでいるもの。高度や形状によって種類を分ける。確かでない形・行動・所在などのたとえ。→雲を掴(つか)きわめて高い所や遠い場所、また、そうした地位・身分のたとえ。「―の上の人」一面にたなびいたり、広がってかすんだりしているもののたとえ。「花の―」すっきりしない気持ち・表情などのたとえ。「身をさらぬ心の月に―はれていつかまことのかげも見るべき」〈新後撰・釈教〉火葬の煙のたとえ。「あはれ君いかなる野辺の煙にて空しき空の―となりけむ」〈新古今・哀傷〉紋所の名。浮雲をかたどったもの。

雲衝(つ)・く🔗🔉

雲衝(つ)・く雲を衝く」に同じ。

雲となり雨とな・る🔗🔉

雲となり雨とな・る 時によって変化し、どちらとも定まらないことをいう。消えやすいことをいう。消えてなくなってしまう。「―・りてやたつた姫秋の紅葉の色を染むらん」〈続古今・秋下〉《宋玉「高唐賦」から》男女、または衆道(しゆどう)の契りのこまやかなことにいう。「―・るてふなかぞらの夢にも見えよよるならずとも」〈新勅撰・恋三〉

雲に梯(かけはし)🔗🔉

雲に梯(かけはし) かなえられない高望み。達しがたい望みのたとえ。

雲に汁🔗🔉

雲に汁 雨ごいをすると、雲が雨気を帯びること。事態が好転してくることのたとえ。

雲に臥(ふ)・す🔗🔉

雲に臥(ふ)・す 雲がかかる奥深い山の中で生活する。「―・す峰の庵の柴の戸を人は音せで叩く松風」〈玉葉・雑三〉

大辞泉 ページ 4424