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雲無心にして岫(しゆう)を出(い)ず🔗🔉

雲無心にして岫(しゆう)を出(い)ず 《陶淵明「帰去来辞」から。「岫」は山の洞穴の意》何事にも束縛されず、自然に従って悠々と生活することのたとえ。

雲を霞(かすみ)と🔗🔉

雲を霞(かすみ)と 一目散に走って行方をくらますさま。「―逃げ去る」

雲を掴(つか)・む🔗🔉

雲を掴(つか)・む 物事が漠然としていて、とらえどころがないさまにいう。「―・むような話」

雲を衝(つ)・く🔗🔉

雲を衝(つ)・く 身長が非常に高いことのたとえ。雲衝く。「―・くばかりの大男」

雲を遏(とど)・む🔗🔉

雲を遏(とど)・む 《「列子」湯問から》空行く雲を止めるほど、楽曲や歌声がすぐれていることをいう。

くも【蜘蛛】🔗🔉

くも【蜘蛛】 蛛形(ちゆけい)綱真正クモ目の節足動物の総称。体は頭胸部と腹部とからなり、歩脚は四対。ふつう八個の単眼がある。腹部後方に糸を出す突起をもつ。肉食性で、網を張るものと網を張らないものとがある。オニグモ・ジョロウグモ・ジグモなど日本には約一〇〇〇種が知られる。《季 夏》

蜘蛛の子を散ら・す🔗🔉

蜘蛛の子を散ら・す 《蜘蛛の子の入っている袋を破ると、蜘蛛の子が四方八方に散るところから》大勢のものが散りぢりになって逃げていくことのたとえ。「悪童どもは―・すように逃げ去った」

くも‐あい【雲合(い)・雲間】‐あひ🔗🔉

くも‐あい【雲合(い)・雲間】‐あひ 雲のようす。空模様。

くも‐あし【雲脚・雲足】🔗🔉

くも‐あし【雲脚・雲足】 雲の流れ動くさま。また、その速さ。「―が速い」低く垂れ下がった雨雲。「窓硝子をあげようとする間もなく、すぐもう低い―が切れていた」〈里見・安城家の兄弟〉雲形に曲がったり、雲形の装飾のある机や台の脚。

くも‐い【雲居・雲井】‐ゐ🔗🔉

くも‐い【雲居・雲井】‐ゐ 《「居」はすわるの意。「井」は当て字》雲のある場所。雲のたなびいている所。大空。「みずからを―のひばりに比べ」〈倉田・愛と認識との出発〉雲。「はしけやし我家(わぎへ)の方よ―立ち来(く)も」〈記・中・歌謡〉はるかに遠く、または高く隔たった所。「―なる海山越えてい行きなば吾(あれ)は恋ひむな後は相寝(あひぬ)とも」〈万・三一九〇〉宮中。禁中。「わざとの御学問はさるものにて、琴、笛の音にも―を響かし」〈源・桐壺〉皇居のある所。みやこ。「秋の夜のつきげの駒よ我が恋ふる―を駆けれ時の間も見む」〈源・明石〉

大辞泉 ページ 4425