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けら‐く🔗🔉

けら‐く 《過去の助動詞「けり」のク語法》…であったこと。…であったことには。「神代より言ひ継ぎ―」〈万・四一〇六〉

げ‐らく【下×洛】🔗🔉

げ‐らく【下×洛】 比叡(ひえい)山などから京都にくだってくること。「勅宣三度に及びければ、力無く―し給ひけるに」〈太平記・一二〉都から地方へくだること。上洛に対していう。〈日葡〉

げ‐らく【下落】🔗🔉

げ‐らく【下落】 [名]スル物価や相場、また、物事の価値などがさがること。「株価が―する」

けらく‐てん【化楽天】🔗🔉

けらく‐てん【化楽天】 仏語。六欲天の第五。この天に生まれた者は自ら妙楽の境地をつくり出して楽しみ、八千歳の寿命を保つといわれる。化天。化自楽天。楽変化天。化自在天。

けら‐くび【螻蛄首】🔗🔉

けら‐くび【螻蛄首】 (やり)の穂と柄とが接する部分。しおくび。日本建築の継ぎ手・仕口で、差し込み部分の先を大きくし、途中をくびらせて抜けないようにしたもの。茶の湯で用いる柄杓(ひしやく)の、柄と合(ごう)(水や湯を入れる部分)の合わせ目。三つ角。

けら‐げい【螻蛄芸】🔗🔉

けら‐げい【螻蛄芸】螻蛄才(けらざい)」に同じ。

けら‐けら🔗🔉

けら‐けら [副]かん高い声を出して笑うさま。「人をあざけるように―(と)笑う」

げら‐げら🔗🔉

げら‐げら [副]しまりなく、大声で笑うさま。「人目をはばからず―(と)笑う」

けら‐ざい【螻蛄才】🔗🔉

けら‐ざい【螻蛄才】 《螻蛄には飛ぶ、登る、潜る、掘る、走るの五つの能力があるが、どれ一つとして卓越したものがないところから》多芸多才でありながら、どれも中途半端であること。また、そのような役に立たない才能。螻蛄芸。

らし🔗🔉

らし 〔連語〕《過去の助動詞「けり」の連体形に推量の助動詞「らし」の付いた「けるらし」の音変化》確実な根拠に基づいて、過去の動作・状態を推量する意を表す。「我妹子(わぎもこ)は常世(とこよ)の国に住み―らし昔見しより変若(をち)ましにけり」〈万・六五〇〉近世文語で「けり」をやわらげていう用法。「心もとなき導師の力なり―らし」〈笈の小文〉◆一説に、「けり」が形容詞的に活用したものともいう。

大辞泉 ページ 4809