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あら‐まさめ【粗×柾目】🔗🔉

あら‐まさめ【粗×柾目】 木目(もくめ)の粗いこと。粗い柾目。糸柾目。

あらまし🔗🔉

あらまし [名]事柄のだいたいのところ。概略。「事件の―を話す」前もって先のことをあれこれ考えること。予想。予定。「かねての―みな違(たが)ひゆくかと思ふに」〈徒然・一八九〉[副]おおかた。おおよそ。「普請は―出来上がった」前もって。かねてから。「心の限り仕うまつらむと、―おぼされつるに」〈増鏡・春の別れ〉

あらま・し【荒まし】🔗🔉

あらま・し【荒まし】 [形シク]自然の状態や、人の振る舞い・性格が荒々しい。「風の音なひも―・しうて」〈狭衣・四〉

あらまし‐ごと【あらまし事】🔗🔉

あらまし‐ごと【あらまし事】 前もって、こうなるだろうと推測されること。将来の予想、または計画や希望。「今ゆく末の―をおぼすに」〈源・澪標〉

あらま・す🔗🔉

あらま・す [動サ四]《名詞「あらまし」の動詞化》事前に、そのことについてあれこれと思いめぐらす。予想する。「さまざま―・すほどに夜も明け方になりぬ」〈弁内侍日記〉

あらまつり‐の‐みや【荒祭の宮】🔗🔉

あらまつり‐の‐みや【荒祭の宮】 伊勢皇大神宮の別宮。古来、別宮の第一とされる。天照大神(あまてらすおおみかみ)の荒御魂(あらみたま)を祭る。

あら‐まほ・し🔗🔉

あら‐まほ・し [形シク]《連語「あらまほし」の一語化》望ましい。好ましい。理想的である。「物語などせさせ給ふけはひなどの、いと―・しくのどやかに心深きを」〈源・総角〉

あらまほし🔗🔉

あらまほし 〔連語〕《動詞「あり」の未然形+希望の助動詞「まほし」》居たい。ありたい。「かかるついでにしばし―まほしくおぼしたり」〈源・若菜上〉あってほしい。居てほしい。「少しのことにも先達(せんだつ)は―まほしき事なり」〈徒然・五二〉

あら‐み【新身】🔗🔉

あら‐み【新身】 新しく鍛えた刀。新刀。古身(ふるみ)

あら‐みさき【荒×鋒・荒御裂き】🔗🔉

あら‐みさき【荒×鋒・荒御裂き】 軍の先頭に立つという勇猛な神。男女の仲を裂くというやきもち焼きの女神。あらみかげ。あらみさきひめ。「―とは、人の中をさくる神を云ふ」〈能因歌枕〉

大辞泉 ページ 530