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あられ【×霰】🔗🔉

あられ【×霰】 雲の中で雪に微小な水滴が凍りつき、白色の小さい粒となって降ってくるもの。雪霰(ゆきあられ)と氷霰(こおりあられ)とがある。気象用語では直径五ミリ未満が霰、五ミリ以上が雹(ひよう)。《季 冬》「呼かへす鮒売(ふなうり)見えぬ―かな/凡兆」料理で、小さく賽(さい)の目に切ること。また、切ったもの。「―に刻む」干飯(ほしいい)を煎(い)ったもの。霰餅(あられもち)」に同じ。霰小紋」に同じ。「―地の織物」霰蕎麦(そば)」に同じ。

あられ‐いし【×霰石】🔗🔉

あられ‐いし【×霰石】 炭酸カルシウムからなる鉱物。成分は方解石と同じであるが、結晶構造が異なる。多く柱状・塊状・豆粒状で、白色。斜方晶系。

あられ‐がすり【××絣】🔗🔉

あられ‐がすり【××絣】 あられのような小さな正方形の文様の絣。

あられ‐がま【××釜】🔗🔉

あられ‐がま【××釜】 茶の湯釜の一。胴の地紋につぶつぶを鋳出したもの。

あられ‐がゆ【××粥】🔗🔉

あられ‐がゆ【××粥】 タイ・スズキなどの魚肉を細かくほぐしたものを入れたかゆ。

あられ‐かん【××羹】🔗🔉

あられ‐かん【××羹】(さい)の目に切ったヤマノイモをまぜて作ったようかん。

あられ‐こもん【×霰小紋】🔗🔉

あられ‐こもん【×霰小紋】 あられのような細かい文様を一面に染め出したもの。

あられ‐ざけ【×霰酒】🔗🔉

あられ‐ざけ【×霰酒】 あられもちを、焼酎(しようちゆう)につけて干すことを数回繰り返してから、みりんの中に入れて密封・熟成させた酒。奈良の特産。みぞれ酒。《季 冬》「炉びらきや雪中庵の―/蕪村」

あられ‐じ【×霰地】‐ヂ🔗🔉

あられ‐じ【×霰地】‐ヂ 細かい正方形を連続させた地文様を織り出した織物。

あられ‐しょうが【×霰生×姜】‐シヤウガ🔗🔉

あられ‐しょうが【×霰生×姜】‐シヤウガ ショウガを細かく刻んだもの。なますなどの上にかけて薬味とする。

あられ‐そば【×霰蕎麦】🔗🔉

あられ‐そば【×霰蕎麦】 細かく刻んだ貝柱と海苔(のり)をのせた、かけそば。

あられ‐どうふ【×霰豆腐】🔗🔉

あられ‐どうふ【×霰豆腐】(さい)の目に切った豆腐。また、それを油でさっと揚げたもの。

大辞泉 ページ 534