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こころ‐かる・し【心軽し】🔗🔉

こころ‐かる・し【心軽し】 [形ク]軽薄である。心が移りやすい。こころかろし。「出でて去(い)なば―・しと言ひやせむ世のありさまを人は知らねば」〈伊勢・二一〉

こころ‐かろ・し【心軽し】🔗🔉

こころ‐かろ・し【心軽し】 [形ク]「こころかるし」に同じ。「―・くもなど覚(おぼ)し物せむに、いとあしく侍りなむ」〈源・宿木〉

こころ‐がわり【心変(わ)り】‐がはり🔗🔉

こころ‐がわり【心変(わ)り】‐がはり [名]スル心が他に移ること。変心。「男の―したのを責める」心が正常の状態でなくなること。乱心。「心ひとつに覚(おぼ)し嘆くに、いとど御―もまさりゆく」〈源・葵〉

こころ‐きき【心利き】🔗🔉

こころ‐きき【心利き】 《「こころぎき」とも》気がきいていること。また、その人。「きゃつは―ぢゃ」〈虎明狂・今参〉

こころ‐きたな・し【心汚し】🔗🔉

こころ‐きたな・し【心汚し】 [形ク]卑劣である。心が卑しい。「いづれをも無徳ならず定め給ふを、―・き判者(はんざ)なめりと、聞こえ給ふ」〈源・梅枝〉

こころ‐ぎも【心肝・心胆】🔗🔉

こころ‐ぎも【心肝・心胆】 心の中。「いとど―もつぶれぬ」〈源・浮舟〉思慮。考え。才覚。「―なく、相思ひ奉らざりしものを強ひて使ひ給ひて」〈落窪・二〉

こころ‐きよ・し【心清し】🔗🔉

こころ‐きよ・し【心清し】 [形ク]さっぱりして心残りがない。邪念がない。いさぎよい。「妙荘厳王も、―・き三昧どもを勤め給ひて」〈狭衣・四〉

こころ‐ぎれ【心切れ】🔗🔉

こころ‐ぎれ【心切れ】 連歌・俳諧で、句中に切れ字が用いられていなくても、意味の上から句切れになること。また、その句。

こころ‐ぐ・し【心ぐし】🔗🔉

こころ‐ぐ・し【心ぐし】 [形ク]心が晴れずうっとうしい。せつなく苦しい。「―・く思ほゆるかも春霞たなびく時に言の通へば」〈万・七八九〉

こころ‐ぐせ【心癖】🔗🔉

こころ‐ぐせ【心癖】 生まれながらの性癖。「今さらに人の―もこそと思(おぼ)しながら」〈源・真木柱〉

こころ‐くばり【心配り】🔗🔉

こころ‐くばり【心配り】 あれこれと気をつかうこと。心づかい。配慮。「温かい―」

大辞泉 ページ 5425