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こころ‐おもむけ【心趣け】🔗🔉

こころ‐おもむけ【心趣け】 心の向き。意向。「かやうなる御―のありがたくおはしませば、御祈りともなりて」〈大鏡・師輔〉

こころ‐がかり【心掛(か)り・心懸(か)り】🔗🔉

こころ‐がかり【心掛(か)り・心懸(か)り】 [名・形動]気にかかること。また、そのさま。気がかり。心配。「―な母の病状」

こころ‐がけ【心掛け・心懸け】🔗🔉

こころ‐がけ【心掛け・心懸け】 ふだんの心の持ち方。「―がよくない」「ふだんの―しだいである」たしなみ。心得。「有っても一向―のございません僕なんざ、…つい気がつかないで了います」〈鏡花・婦系図〉 [用法]心がけ・心がまえ――「日ごろの心がけ(心構え)がものをいう」「そんな心がけ(心構え)では、行く末が思いやられる」など、心の持ち方の意では相通じて用いられる。◇「心がけ」は日常の心のあり方を指すことが多く、「こつこつ貯金するとは、いい心がけだ」「日ごろの心がけが悪い」などという。◇「心構え」は、ある事柄に対して心の準備をすることで、「老後の心構えをしておく」「親としての心構えを聞く」と用いる。◇類似の語に「気構え」がある。「リハーサルと本番とでは気構えが違う」「子供を育てながら働く気構えでいる」のように、はっきりとした意志や決意をともなった心の準備状態をいう。

こころ‐が・ける【心掛ける・心懸ける】🔗🔉

こころ‐が・ける【心掛ける・心懸ける】 [動カ下一]こころが・く[カ下二]いつも心にとめておくようにする。気をつける。心にかける。「貯蓄を―・ける」「安全第一を―・ける」

こころ‐かしこ・し【心賢し】🔗🔉

こころ‐かしこ・し【心賢し】 [形ク]利口であるさま。賢明である。気がきく。「―・き関守侍りと聞こゆ」〈枕・一三六〉

こころ‐がまえ【心構え】‐がまへ🔗🔉

こころ‐がまえ【心構え】‐がまへ 物事に対処する心の準備。覚悟。「いざという時の―」→心掛け[用法]

こころ‐から【心から】🔗🔉

こころ‐から【心から】 [副]本当の気持ちで言動がなされるさま。心の底から。心底(しんそこ)から。心より。「―恋い慕う」「―喜ぶ」〔連語〕他からの強制ではなく、自分の意志で。自分から求めて。「現世、後生、―徒(いたづ)らになしたる者なり」〈今昔・二六・五〉

大辞泉 ページ 5424