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このみ‐ごころ【好み心】🔗🔉

このみ‐ごころ【好み心】 好色な心。浮気心。すきごころ。「尽きせぬ―も見まほしうなりにければ」〈源・紅葉賀〉

この・む【好む】🔗🔉

この・む【好む】 [動マ五(四)]多くのものの中から特にそれを好きだと感じる。気に入って味わい楽しむ。「甘いものを―・む」「推理小説を―・む」特にそれを望む。欲する。「組み打ちはこっちの―・むところ」趣向をこらす。風流にする。「この男の家には前栽―・みて造りければ」〈平中・一九〉注文する。あつらえる。「はばかりながら文章を―・まん」〈浮・一代男・一〉

好むと好まざるとにかかわらず🔗🔉

好むと好まざるとにかかわらず 当人の意志に関係なく。「―さまざまな情報が耳に入ってくる」

こ‐の‐め【木の芽】🔗🔉

こ‐の‐め【木の芽】 春にもえ出る木の新芽。きのめ。《季 春》「あけぼのの白き雨ふる―かな/草城」サンショウの芽。きのめ。

このめ‐あえ【木の芽和え】‐あへ🔗🔉

このめ‐あえ【木の芽和え】‐あへきのめあえ」に同じ。

このめ‐づき【木の芽月】🔗🔉

このめ‐づき【木の芽月】 《木の芽の出る月の意》陰暦二月の異称。

このめ‐づけ【木の芽漬(け)】🔗🔉

このめ‐づけ【木の芽漬(け)】きのめづけ」に同じ。

このめ‐どき【木の芽時】🔗🔉

このめ‐どき【木の芽時】 樹々が新芽を吹くころ。早春。《季 春》「夜の色に暮れゆく海や―/石鼎」

このめ‐は・る【木の芽張る】🔗🔉

このめ‐は・る【木の芽張る】 [動ラ四]木の芽が膨らむ。木の芽がもえ出る。「張る」を「春」に掛けて用いることが多い。「四方山(よもやま)に―・る雨降りぬれば父母(かぞいろは)とや花の頼まむ」〈千載・春上〉《季 春》

この‐も【×此の面】🔗🔉

この‐も【×此の面】 こちら側。こなた。「―よりかのも色よき紅葉かな/蕪村」

このも‐かのも【×此の彼の面】🔗🔉

このも‐かのも【×此の彼の面】 こちら側とあちら側。「つくばねの―に影はあれど君がみかげにます影はなし」〈古今・東歌〉あちらこちら。そこここ。「―あやしくうちよろぼひて」〈源・夕顔〉

このもし・い【好もしい】🔗🔉

このもし・い【好もしい】 [形]このも・し[シク]「このましい」に同じ。「―・い人柄」 [派生]このもしげ[形動]このもしさ[名]

こ‐の‐もと【木の下】🔗🔉

こ‐の‐もと【木の下】 きのした。樹下。「―、岩がくれ、山の木の葉に埋もれたるさへ」〈源・紅葉賀〉

大辞泉 ページ 5660