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この‐よ【×此の世】🔗🔉

この‐よ【×此の世】 今、生活している現実のこの世界。現世。「―の見納め」「とても―のものとは思えない」(あ)の世。過去・未来に対して、現代。当代。「―に名を得たる舞の男ども」〈源・紅葉賀〉

此の世なら🔗🔉

此の世なら ほとんど死ぬほどである。「―ずわづらひけり」〈著聞集・五〉すばらしくて、とてもこの世のものとは思われないほどである。「我が為の―ぬ財(たから)にこそありけれ」〈今昔・二九・三二〉

此の世の外(ほか)🔗🔉

此の世の外(ほか) あの世。のちの世。後世。来世。「あらざらむ―の思ひ出に今ひとたびの逢(あ)ふこともがな」〈後拾遺・恋三〉

この‐よう【×此の様】‐ヤウ🔗🔉

この‐よう【×此の様】‐ヤウ [形動][ナリ]こういうふう。このとおり。こんな。かよう。「―な次第で申しわけありません」

このり【兄鷂】🔗🔉

このり【兄鷂】 鳥、ハイタカの雄。

こ‐の‐わた【海腸】🔗🔉

こ‐の‐わた【海腸】 ナマコの腸管で作った塩辛。酒の肴(さかな)。三河・志摩産のものが有名。《季 冬》「―の桶の乗りゐる父の膳(ぜん)/たかし」

このん‐で【好んで】🔗🔉

このん‐で【好んで】 [副]《動詞「このむ」の連用形に接続助詞「て」がついた「このみて」の音変化》好きで。自分から進んで。「―死地に赴く」

こ‐は【×此は】🔗🔉

こ‐は【×此は】 〔連語〕《代名詞「こ」+係助詞「は」》これは。これはまあ。多く、疑問・感動の気持ちを表すときに用いる。「いと―術(ずち)なき世かな」〈枕・九二〉

此は如何(いか)に🔗🔉

此は如何(いか)に いったいこれはどうしたことか。思いがけないことに出会ってとまどったり、その事柄を理解できずに自問したりするさま。

こ‐ば【木場】🔗🔉

こ‐ば【木場】 切り出した木材を、一時集めておく山間の平地。木木場(きこば)。馬場(まば)。馬止(まど)め。山間の農作地。また、焼き畑。

こ‐ば【木端・木羽】🔗🔉

こ‐ば【木端・木羽】 材木の切れはし。こっぱ。(こけらいた)」に同じ。

こ‐ば【×胡馬】🔗🔉

こ‐ば【×胡馬】 古代中国の胡の国に産した馬。

胡馬北風(ほくふう)に依(よ)る🔗🔉

胡馬北風(ほくふう)に依(よ)る 《「文選」古詩十九首の「胡馬北風に依り、越鳥南枝に巣くう」から》胡馬は北風の吹くたびに胡国を慕っていななく。故郷の忘れがたいことのたとえ。胡馬北風に嘶(いば)う。

大辞泉 ページ 5661