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さし‐だし【差(し)出し】🔗🔉

さし‐だし【差(し)出し】 差し出すこと。母屋(もや)からさしかけに張り出した下屋(げや)芝居の舞台、特に花道で、役者の顔をよく見せるため、柄のついた燭台(しよくだい)を二人の後見が前後から差し出すもの。面(つら)明かり。面火。戦国時代、大名が領内の家臣に、知行地の面積や作人・年貢高などを記して提出させた報告書。

さしだし‐にん【差出人】🔗🔉

さしだし‐にん【差出人】 郵便物などの発送者。

さし‐だ・す【差(し)出す】🔗🔉

さし‐だ・す【差(し)出す】 [動サ五(四)]伸ばして前方へ出す。「手を―・す」人に与えるために出す。提供する。「食べ物を―・す」「命を―・す」提出する。「役所に書類を―・す」派遣する。「委員会に代理を―・す」送り出す。発送する。「案内状を―・す」 [可能]さしだせる

さし‐たて【差(し)立て】🔗🔉

さし‐たて【差(し)立て】 人を差し向けること。郵便物などを発送すること。「―局」

さし‐た・てる【差(し)立てる】🔗🔉

さし‐た・てる【差(し)立てる】 [動タ下一]さした・つ[タ下二]突きさして立てる。「旗を―・てる」人を差し向ける。「使者を―・てる」送り出す。発送する。「電報を―・てる」

さし‐たび【刺(し)足袋】🔗🔉

さし‐たび【刺(し)足袋】 細かく刺し縫いにした足袋。また、その足袋を縫うこと。うね刺し足袋。

さし‐たる🔗🔉

さし‐たる [連体]《動詞「さ(指)す」の連用形+完了の助動詞「たり」の連体形から。特に指定した、が原義》(あとに打消しの語を伴って用いる)取り立てていうほどの。さほどの。「―相違もない」「―用事もない」特に思い定めた。特別の。「何事にてか、―御望み深かりけること侍りけり」〈著聞集・六〉◆は特に「然したる」とも書き、副詞「然(さ)」に、サ変動詞「す」の連用形、完了の助動詞「たり」の連体形が付いたものからとする説もあるが、関連語「さして」「させる」とその意味を合わせ考えて、「指したる」からとするのが妥当と思われる。

さし‐だる【差し×樽・指し×樽】🔗🔉

さし‐だる【差し×樽・指し×樽】 横幅が狭い箱型で、注ぎ口が上に突き出た酒樽。→結い樽

大辞泉 ページ 6109