し‐おくり【仕送り】 ［名］_スル生活・勉学を援助するため金品を送ること。また、その金品。「母へ―する」

じ‐おくり【字送り】 印刷組版などで、文字の加除が行われた場合、行末の字を次行へ、または行頭の字を前行へ順次送ること。

し‐おく・る【仕送る】 ［動ラ五（四）］生活・勉学を援助するため金品を送る。仕送りをする。「先生のお宅にいることになれば、着物や何かも―・ってくれますの」〈秋声・仮装人物〉

しお‐け【塩気】_しほ‐ 食物などの中に含まれている塩の分量。塩分。また、塩味_{（しおあじ）}。「―をきかせる」

しお‐け【潮気】_しほ‐ 海上の、塩分を含んだ湿り気。

しお‐けぶり【塩_△煙】_しほ‐ 「しおけむり（塩煙）」に同じ。「浦風に焼く―吹きまどひたなびく山の冬ぞさびしき」〈拾遺愚草・上〉

しお‐けぶり【潮_△煙】_しほ‐ 「しおけむり（潮煙）」に同じ。「蹄_{（ひづめ）}に蹴立つる―」〈浄・百人上〉

しお‐けむり【塩煙】_しほ‐ 塩を作るとき、塩竈から立ち上る煙。塩を焼く煙。しおけぶり。

しお‐けむり【潮煙】_しほ‐ 波が砕けて飛び散るしぶき。しおけぶり。「岩礁に―が上がる」

しお‐ごし【潮越し】_しほ‐ 《「しおこし」とも》樋_（とい）などをかけて海水を引くこと。また、くみ送ること。「―のかけひもうつす雪間よりいかでたく藻の煙立つらむ」〈木工権頭為忠百首〉

しおごし‐の‐まつ【潮越しの松】_{しほごし‐} 福井県坂井郡芦原町の岬にある松。枝が海面上にのびていて、潮をかぶるところからいう。

しお‐こしょう【塩_×胡_×椒】_{しほコセウ} ［名］_スル塩とコショウで味つけすること。「肉に―する」

しお‐ごり【潮_×垢離】_しほ‐ 海水でみそぎをすること。

しお‐ごろも【潮衣】_しほ‐ 海水をくむときに着る着物。また、海水でぬれた着物。「汀_{（みぎは）}の満ち干の―の、袖を結んで肩に掛け」〈謡・松風〉