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い‐かけ【×沃懸(け)】🔗🔉

い‐かけ【×沃懸(け)】 水を注ぎかけて身を清めること。「沃懸地」の略。

い‐かけ【鋳掛(け)】🔗🔉

い‐かけ【鋳掛(け)】 鍋・釜など金物の壊れた部分を、はんだなどで修理すること。《江戸時代、大坂に夫婦連れで歩いた鋳掛け屋があって、三世中村歌右衛門がこれを所作事にして演じたところから》夫婦が連れ立って歩くこと。

鋳掛屋の天秤棒(てんびんぼう)🔗🔉

鋳掛屋の天秤棒(てんびんぼう) 《鋳掛け屋の天秤棒は七尺五寸あって普通の六尺のものより長く、その端が荷より長く出るところから》出しゃばりな人、また、その行為のたとえ。

いかけ‐じ【×沃懸地】‐ヂ🔗🔉

いかけ‐じ【×沃懸地】‐ヂ 蒔絵(まきえ)の地蒔きの一。金または銀の粉を密に蒔いた上から漆をかけ、研ぎ出したもの。金粉を用いたものは金地・金溜地(きんだみじ)ともよばれる。

いかけまつ【鋳掛松】🔗🔉

いかけまつ【鋳掛松】 歌舞伎狂言「船打込橋間白浪(ふねへうちこむはしまのしらなみ)」の通称。また、その主人公の鋳掛屋松五郎のこと。

いかけ‐や【鋳掛(け)屋】🔗🔉

いかけ‐や【鋳掛(け)屋】 鋳掛けを職業にする人。鋳掛け師。

い‐か・ける【射掛ける】🔗🔉

い‐か・ける【射掛ける】 [動カ下一]いか・く[カ下二]敵に向かって矢を放つ。「火矢を―・ける」

いか‐こうか【異化効果】イクワカウクワ🔗🔉

いか‐こうか【異化効果】イクワカウクワ(ドイツ)Verfremdungseffekt》ブレヒトの演劇論用語。日常見慣れたものを未知の異様なものに見せる効果。ドラマの中の出来事を観客が距離をもって批判的に見られるようにするための方法の意に用いた。

いが‐ごえ【伊賀越】🔗🔉

いが‐ごえ【伊賀越】 奈良時代以来の街道。大和から山城の笠置(かさぎ)を経て、伊賀の柘植(つげ)に出、鈴鹿関に至る官道の称。「伊賀越道中双六」の通称。

いがごえどうちゅうすごろく【伊賀越道中双六】いがごえダウチユウスゴロク🔗🔉

いがごえどうちゅうすごろく【伊賀越道中双六】いがごえダウチユウスゴロク (ウチユウスゴロク)浄瑠璃。時代物。一〇段。近松半二らの合作。天明三年(一七八三)大坂竹本座初演。伊賀越の仇討ちを題材に、奈河亀輔(ながわかめすけ)の歌舞伎狂言「伊賀越乗掛合羽(のりかけがつぱ)」の改作。「沼津」「岡崎」などの段が有名。

大辞泉 ページ 712