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いささ‐け・し【×聊けし】🔗🔉

いささ‐け・し【×聊けし】 [形ク]わずかである。ほんの少しである。「日本(やまと)の諸(もろもろ)のいくさのきみども、―・き事によりて」〈雄略紀〉

いささけ‐わざ【×聊け業】🔗🔉

いささけ‐わざ【×聊け業】 わずかなこと。ちょっとしたこと。「なほしもえあらで、―せさす」〈土佐〉

いささ‐むらたけ【いささ群竹】🔗🔉

いささ‐むらたけ【いささ群竹】 少しばかりの竹の茂みの意か。神聖な竹の茂みの意の「斎笹(いささ)」とする説もある。「わが屋戸の―吹く風の音のかそけきこの夕(ゆふへ)かも」〈万・四二九一〉

いささめ‐に🔗🔉

いささめ‐に [副]かりそめに。ちょっと。「―つけし思ひの煙こそ身をうき雲となりてはてけれ」〈篁物語〉あからさまに。公然と。「鬱悒(いぶせ)く思へど、―告ぐべくもあらざれば」〈読・八犬伝・四〉

いさ・ちる🔗🔉

いさ・ちる [動タ上一]泣き叫ぶ。わめく。「なにしかも汝(いまし)は事寄させし国を治(し)らずて、哭(な)き―・ちる」〈記・上〉

い‐さつ【×縊殺】🔗🔉

い‐さつ【×縊殺】 [名]スル首をしめて殺すこと。

い‐ざと・い【×聡い】🔗🔉

い‐ざと・い【×聡い】 [形]いざと・し[ク]《「い」は眠ることの意》目が覚めるのが早い。目が覚めやすい。「祖母は近ごろ―・くなった」「―・き夜居の僧」〈枕・一二四〉 [派生]いざとさ[名]

いさ‐な【鯨・魚】🔗🔉

いさ‐な【鯨・魚】 《枕詞「いさなとり」の「いさな」を「勇魚」と解してできた語》クジラの古名。いさ。〈書言字考節用集〉

いさ‐な【魚・細魚】🔗🔉

いさ‐な【魚・細魚】 小さな魚。ざこ。一説に磯魚(いそな)の意とも。「浅瀬行く―とるとや夢にさへみぎはの鷺の眠り立つまは」〈草根集・六〉

大辞泉 ページ 779