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そぞろ‐あめ【漫ろ雨】🔗🔉

そぞろ‐あめ【漫ろ雨】 小降りだが、いつまでもやまずに降る雨。「あやめ刈る鵺(ぬえ)のうき巣や―/樵花」〈虚栗〉

そぞろ‐あるき【漫ろ歩き】🔗🔉

そぞろ‐あるき【漫ろ歩き】 [名]スル当てもなく、気の向くままにぶらぶら歩き回ること。「夕暮れの浜辺を―する」

そぞろ‐うた【漫ろ歌】🔗🔉

そぞろ‐うた【漫ろ歌】 とりとめもない歌。「―うたうて、閑々(しづしづ)と向ふの尾へ渡れば」〈太平記・一七〉

そぞろ‐えみ【漫ろ笑み】‐ゑみ🔗🔉

そぞろ‐えみ【漫ろ笑み】‐ゑみ なんとなくほほえむこと。また、そのほほえみ。「―を洩せる顔色は」〈紅葉・金色夜叉〉

そそろ‐か🔗🔉

そそろ‐か [形動ナリ]背が高いさま。「いと白うをかしげにつぶつぶと肥えて―なる人の」〈源・空蝉〉

そぞろ‐がま・し【漫ろがまし】🔗🔉

そぞろ‐がま・し【漫ろがまし】 [形シク]いかにも落ち着かない。すずろがまし。「山里の外面(そとも)の岡の高き木に―・しき秋蝉(あきぜみ)の声」〈山家集・上〉

そぞろ‐がみ【漫ろ神】🔗🔉

そぞろ‐がみ【漫ろ神】 人の心に取りついてなんとなく誘惑する神。すずろがみ。「―の、物につきて心を狂はせ」〈奥の細道〉

そぞろ・く【漫ろく】🔗🔉

そぞろ・く【漫ろく】 [動カ四]心に落ち着きがなくなる。そわそわする。すずろく。「兵杖(ひやうぢやう)を帯したる者どもも皆―・いてぞ見えける」〈平家・二〉

そぞろ‐ごころ【漫ろ心】🔗🔉

そぞろ‐ごころ【漫ろ心】 そわそわと落ち着かない心。浮ついた心。

そぞろ‐ごと【漫ろ言】🔗🔉

そぞろ‐ごと【漫ろ言】 とりとめのない言葉。つまらない言葉。「其の目を空しく見据えつつ―のように言出でたり」〈紅葉・金色夜叉〉

大辞泉 ページ 8907