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そら‐ざま【空様・空方】🔗🔉

そら‐ざま【空様・空方】 空の方向。上の方。上向き。「馬は、…首を―につとあげると」〈芥川・偸盗〉あおむけ。「女は身を―に、両手に握った手綱をうんと控えた」〈漱石・夢十夜〉

そら‐ざや【空×鞘】🔗🔉

そら‐ざや【空×鞘】 刀身よりもずっと長く作ったさや。余裕。ゆとり。「―モナイ人」〈日葡〉中身と外見が違うこと。「仲人の―もなき無疵もの」〈柳多留拾遺・初〉

そら‐さわぎ【空騒ぎ】🔗🔉

そら‐さわぎ【空騒ぎ】からさわぎ」に同じ。「殿の人々―すれば」〈宇津保・藤原の君〉

そら‐じぎ【空辞宜】🔗🔉

そら‐じぎ【空辞宜】 口先だけの、心にもない遠慮。「もう飲(いけ)やせぬ、と―は五月蠅(うるさ)いほど仕ながら」〈露伴・五重塔〉

そら‐じに【空死に】🔗🔉

そら‐じに【空死に】 死んだふりをすること。「死せしと見えしは―にして」〈井上勤訳・狐の裁判〉

そら‐じょうご【空上戸】‐ジヤウゴ🔗🔉

そら‐じょうご【空上戸】‐ジヤウゴ 酒を飲んでも酔いが少しも顔に出ないこと。また、その人。盗人(ぬすつと)上戸。

そら‐しょうもん【空証文】🔗🔉

そら‐しょうもん【空証文】 いつわりの証文。

そら‐しらず【空知らず】🔗🔉

そら‐しらず【空知らず】 わざと知らないふりをすること。「その家の男主(あるじ)も―してあることなりけり」〈今昔・二三・一六〉

そら・す【反らす】🔗🔉

そら・す【反らす】 [動サ五(四)]まっすぐな物、平らな物を弓なりに曲げる。「ベニヤ板を―・す」からだを後ろの方へ弓なりに曲げる。そりかえらせる。「身を―・す」「得意気に胸を―・す」

そら・す【逸らす】🔗🔉

そら・す【逸らす】 [動サ五(四)]《「反らす」と同語源。それるようにする意》向かうべき方向・目標からわきの方へ向ける。他へ転じる。「話を―・す」「視線を―・す」とらえそこなう。逃がす。のがす。「ボールを―・す」(多く、打消しの形で)人の機嫌をそこなう。「人を―・さない応対ぶり」

そら‐すずめだい【空××鯛】‐すずめだひ🔗🔉

そら‐すずめだい【空××鯛】‐すずめだひ スズメダイ科の海水魚。岩礁やサンゴ礁にすみ、全長七センチくらい。体は長卵形で、鮮青色。幼魚では腹と尾びれが黄色。本州中部以南に分布。観賞用。

そらせ‐いた【逸らせ板】🔗🔉

そらせ‐いた【逸らせ板】 ペルトン水車で、ノズルからの噴流の向きを変える板。ノズルの出口に取り付けてあり、動力を加減するための装置。

大辞泉 ページ 8972