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そら‐ねんぶつ【空念仏】🔗🔉

そら‐ねんぶつ【空念仏】 信心もないのに、もっともらしく念仏を唱えること。また、念仏を唱えるふりをすること。空念誦(そらねんじゆ)。からねんぶつ。

そら‐の‐うみ【空の海】🔗🔉

そら‐の‐うみ【空の海】 空を海に見立てていう語。「―に雲の波たち月の舟星の林にこぎかくる見ゆ」〈拾遺・雑上〉

そら‐のごい【空×拭ひ】‐のごひ🔗🔉

そら‐のごい【空×拭ひ】‐のごひ ふき取るふりをすること。「―をして、さらにこそ白まね」〈源・末摘花〉

そら‐ばか【空馬×鹿】🔗🔉

そら‐ばか【空馬×鹿】 馬鹿なふりをすること。「織田信長なんぞも始めは―を遣って居たぜ」〈滑・七偏人・初〉

そら‐ばし【空×箸】🔗🔉

そら‐ばし【空×箸】 一度箸をつけておきながら、取らずに箸を引いてしまうこと。無作法とされる。

そら‐はずか・し【空恥づかし】‐はづかし🔗🔉

そら‐はずか・し【空恥づかし】‐はづかし [形シク]なんとなく恥ずかしい。「世にあらむ事こそまばゆくなりぬれと怖(おそ)ろしく―・しき心地して」〈源・若菜下〉

そら‐ばら【空腹】🔗🔉

そら‐ばら【空腹】 腹痛らしくみせかけること。「あら腹痛(いた)や、痛や痛やと―病めど」〈浄・丹波与作〉切腹のふりをすること。「―切って城を落ちしは忠信が謀(はかりごと)」〈浮・万金丹・四〉腹を立てたふりをすること。「それは合点の行かぬことを承るとて、―を立ちけるところに」〈咄・戯言養気集・上〉

そら‐びき【空引き】🔗🔉

そら‐びき【空引き】 「空引き機(ばた)」の略。

そらびき‐ばた【空引き機】🔗🔉

そらびき‐ばた【空引き機】 古来、日本で紋織りに用いられた織機。文様を表すのに必要な通し糸を取り付けるために、高機(たかばた)の上部に鳥居状の枠を付けたもの。ジャカード機の導入により衰退。

そら‐ひじり【空聖】🔗🔉

そら‐ひじり【空聖】 名ばかりのひじり。にせひじり。えせ聖人(しようにん)。「仁俊は女心あるものの―たつる、など申しけるを」〈著聞集・五〉

そら‐へんじ【空返事】🔗🔉

そら‐へんじ【空返事】 [名]スル気のない、口先だけの返事をすること。なまへんじ。からへんじ。「其時限りおいおいと―して」〈一葉・にごりえ〉

そら‐ほでり【空火照り】🔗🔉

そら‐ほでり【空火照り】 夕日で空が赤く映えること。夕焼け。「その夕暮れの―して」〈浮・一代男・五〉

そら‐ほど🔗🔉

そら‐ほど [副]「それほど」の音変化。「―精算をしてかかる訳でもあるまいけれど」〈紅葉・二人女房〉

大辞泉 ページ 8975