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そら‐なき【空泣き】🔗🔉

そら‐なき【空泣き】 [名]スル泣きまね。うそ泣き。「―して同情を引く」

そら‐なき【空鳴き】🔗🔉

そら‐なき【空鳴き】 本当かと思わせるように鳴くこと。鳴き声をまねること。「天の戸を明けぬ明けぬと言ひなして―しつる鳥の声かな」〈後撰・恋二〉

そら‐なげき【空嘆き】🔗🔉

そら‐なげき【空嘆き】 嘆くふりをすること。「―をうちしつつ、なほ装束し給ひて」〈源・真木柱〉

そら‐なさけ【空情け】🔗🔉

そら‐なさけ【空情け】 愛情があるように見せかけること。いつわりの愛情。「ただかりそめの御言の葉、―かけられ参らせ候うても」〈伽・をこぜ〉

そら‐なみだ【空涙】🔗🔉

そら‐なみだ【空涙】 いかにも悲しそうに見せかけて流す涙。いつわりの涙。「―にだまされる」

そら‐に【空似】🔗🔉

そら‐に【空似】 まったく血縁関係がないのに、顔つきなどがよく似ていること。「他人の―」

そら‐に‐みつ🔗🔉

そら‐に‐みつ 〔枕〕「大和(やまと)」にかかる。「―大和を置きて」〈万・二九〉◆古来の枕詞「そらみつ」を「そらにみつ」と用いたのは柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)とされる。

ソラニン【solanin】🔗🔉

ソラニン【solanin】 ナス科植物に含まれるアルカロイドの一種。ジャガイモの芽などに多く、食べすぎると嘔吐(おうと)・めまいなどの中毒症状を起こす。

そら‐ね【空音】🔗🔉

そら‐ね【空音】 実際には鳴っていないのに聞こえるような気がする音。また、鳴らそうとしないのに、たまたま鳴ってしまう楽器の音。「風が吹きつけたり、小僧の手が障ったりして、―を出す事があります」〈漱石・吾輩は猫である〉いつわりの言葉。うそ。「―を吐く」鳥などの鳴き声をまねて出す声。なきまね。「夜をこめて鳥の―ははかるとも世に逢坂の関は許さじ」〈枕・一三六〉

そら‐ね【空値】🔗🔉

そら‐ね【空値】 実際よりも高くつけている値段。かけ値。「飾りたる烏帽子(えぼし)の内、いづれか所望候ぞ、よきもあしきも―なし」〈浄・烏帽子折〉

そら‐ね【空寝】🔗🔉

そら‐ね【空寝】 [名]スル寝たふりをすること。そらねむり。「―して聞こえないふりをする」

そら‐ねいり【空寝入り】🔗🔉

そら‐ねいり【空寝入り】 [名]スル寝入ったふりをすること。たぬき寝入り。「―して油断させる」

そら‐ねむり【空眠り】🔗🔉

そら‐ねむり【空眠り】 [名]スル眠ったふりをすること。そらね。「―して返事をしない」

大辞泉 ページ 8974