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だて‐そうどう【伊達騒動】‐サウドウ🔗🔉

だて‐そうどう【伊達騒動】‐サウドウ 江戸初期、仙台藩伊達家に起こったお家騒動。万治三年(一六六〇)藩主伊達綱宗は不行跡のかどで幕府から隠居を命ぜられ、幼少の綱村が家督を相続。その後見役伊達兵部宗勝が家老原田甲斐宗輔らと宗家横領を企てたとして、伊達安芸宗重が幕府に訴えた。寛文一一年(一六七一)大老酒井忠清邸での評定の席で宗重は宗輔に斬られ、宗輔も殺害された。「伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)」など、歌舞伎・浄瑠璃の題材となった。

だて‐ぞめ【伊達染(め)】🔗🔉

だて‐ぞめ【伊達染(め)】 はでな色や模様に染めること。また、そのように染めた着物。「わかわかとしたる人なれば、―の着る物に」〈咄・鹿の巻筆・五〉

たてぞめ‐せんりょう【建染(め)染料】‐センレウ🔗🔉

たてぞめ‐せんりょう【建染(め)染料】‐センレウ そのままでは水に溶けず、一度還元操作を施してから染める染料。染めた繊維は空気中で酸化してもとの染料の色に戻る。インジゴ系染料・インダンスレン系染料などがあり、木綿・羊毛の染色に使われる。バット染料。

たて‐だい【縦題】🔗🔉

たて‐だい【縦題】 俳諧で、雪・月・花・鶯・桜・柳のような、漢詩・和歌・連歌にも通じて詠まれる正式の題。たてのだい。→横題

たて‐だし【点出し】🔗🔉

たて‐だし【点出し】 茶の湯で、茶を茶室の客の前でたてずに、水屋でたてて運び出すこと。大寄せの茶会などで行う略式の方法。

たてだて・し🔗🔉

たてだて・し [形シク]《「たてたてし」とも》強情で腹を立てやすい。かどかどしい。「腹悪(あ)しく、―・しかりけるが」〈沙石集・九〉

たて‐ちが・う【立て違ふ】‐ちがふ🔗🔉

たて‐ちが・う【立て違ふ】‐ちがふ [動ハ下二]互い違いに立てる。互いに重ならないように立てる。「几帳どもの―・へたるあはひより見通されて」〈源・蜻蛉〉

たて‐つき【×楯突き】🔗🔉

たて‐つき【×楯突き】 《古くは「たてづき」か》戦場で楯を立てること。また、その役目の兵。「すくやかならん―を一人賜(た)び候へ」〈盛衰記・二〇〉たてつくこと。「かなはぬまでも―などし給へかし」〈宇治拾遺・一五〉

大辞泉 ページ 9404