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たに‐こう【谷行】‐カウ🔗⭐🔉
たに‐こう【谷行】‐カウ
修験者が峰入りのとき、同行者の中に生じた病人を、掟(おきて)によって谷間へ突き落として行ったこと。
たにこう【谷行】たにカウ🔗⭐🔉
たにこう【谷行】たにカウ
謡曲。四・五番目物。山伏の帥(そつ)の阿闍梨(あじやり)一行とともに峰入りした松若は、途中風邪にかかって谷行に処せられるが、山伏たちの祈祷(きとう)により伎楽鬼神が現れて蘇生させる。
たにざき‐じゅんいちろう【谷崎潤一郎】‐ジユンイチラウ🔗⭐🔉
たにざき‐じゅんいちろう【谷崎潤一郎】‐ジユンイチラウ
[一八八六〜一九六五]小説家。東京の生まれ。第二次「新思潮」同人。「刺青(しせい)」などで永井荷風に認められ、耽美的作風に新しい境地を開く。関西移住後は、古典的な日本美に傾倒し、独自の世界を築いた。文化勲章受章。小説「痴人の愛」「蓼(たで)喰ふ虫」「春琴抄」「細雪(ささめゆき)」、随筆「陰翳礼讚」、「源氏物語」現代語訳など。
た‐にし【田×螺】🔗⭐🔉
た‐にし【田×螺】
タニシ科の巻き貝の総称。水田や池沼の泥中で越冬し、春、水底に現れる。貝殻は丸みのある円錐形で、殻高三・五〜七センチ。殻表は滑らかで黒緑色。卵胎生。日本には、大形のオオタニシ、中形のマルタニシ・ナガタニシ、小形のヒメタニシがいる。食用。《季 春》「光輪を負ひて貧しき―かな/茅舎」
タニシ科の巻き貝の総称。水田や池沼の泥中で越冬し、春、水底に現れる。貝殻は丸みのある円錐形で、殻高三・五〜七センチ。殻表は滑らかで黒緑色。卵胎生。日本には、大形のオオタニシ、中形のマルタニシ・ナガタニシ、小形のヒメタニシがいる。食用。《季 春》「光輪を負ひて貧しき―かな/茅舎」
たにし‐きんぎょ【田螺金魚】🔗⭐🔉
たにし‐きんぎょ【田螺金魚】
江戸後期の洒落本作者。江戸神田の医師鈴木位庵と伝えられる。「契情買虎之巻(けいせいかいとらのまき)」などを著し、のちの人情本に大きな影響を与えた。生没年未詳。
たに‐じちゅう【谷時中】🔗⭐🔉
たに‐じちゅう【谷時中】
[一五九八〜一六四九]江戸初期の儒学者。土佐の人。名は素有。僧名、慈沖。一時、仏門に入ったが、還俗。南村梅軒に学び、南学派(土佐の朱子学派)を隆盛にした。門人に野中兼山・山崎闇斎らがいる。著「素有文集」「語録」など。
たに‐そこ【谷底】🔗⭐🔉
たに‐そこ【谷底】
谷の最も深い所。谷の底。
たに‐の‐と【谷の戸】🔗⭐🔉
たに‐の‐と【谷の戸】
谷の入り口。谷口。「―を閉ぢや果てつるうぐひすの待つに音せで春も過ぎぬる」〈拾遺・雑春〉
たに‐ひょうが【谷氷河】🔗⭐🔉
たに‐ひょうが【谷氷河】
谷に沿って流下する氷河。流下速度は一年間に数十から数百メートルで、U字形の氷食谷を形成する。
大辞泉 ページ 9432。