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た・める【×溜める】🔗🔉

た・める【×溜める】 [動マ下一]た・む[マ下二]少しずつ集めて量をふやす。集めたものを減らさずに取っておく。集めたくわえる。「雨水を―・める」「目に涙を―・めて哀願する」(「貯める」とも書く)たくわえを多くする。「小金(こがね)を―・める」力などを発揮するのをぎりぎりまで押さえて、たくわえておく。「腰を―・めて打つ」物事の決まりをつけず、とどこおらせる。なすべき物事をかたづけないまま残してしまう。「仕事を―・める」「家賃を―・める」釣りで、さおの弾力性を利用して魚の引きに耐え、魚を弱らせる。とどめる。とめる。「追っかけて討手をだに下したらば、敵、足を―・むまじかりしを」〈太平記・八〉 [類語]蓄える・集める・貯蔵する・蓄積する・集積する・蓄蔵する・貯留する/貯蓄する・蓄財する・貯金する・積み立てる/延納する・延滞する

た・める【矯める・×揉める・×撓める】🔗🔉

た・める【矯める・×揉める・×撓める】 [動マ下一]た・む[マ下二]曲がっているものを伸ばしたり、まっすぐなものを曲げたりして、形を整える。また、曲げて、ある形をつくる。「籤(ひご)を―・める」「―・めて枝ぶりをよくする」悪い性質・習慣や癖などを改めなおす。矯正する。また、手を加えて型にはめようとする。「フォームを―・める」「情をも―・めず欲をもいとわない生の肯定は」〈藤村・夜明け前〉事実を故意に曲げる。いつわる。「彼女はこの不正を―・める為に…馴れ馴れしい素振りを示した」〈芥川・玄鶴山房〉片目を閉じてねらう。ねらいをつける。また、じっと見る。「何やら、もの思わしげな清葉の容子(ようす)を、最(も)う一度―・めて視て」〈鏡花・日本橋〉「テッポウヲ―・ムル」〈日葡〉

矯めつ眇(すが)めつ🔗🔉

矯めつ眇(すが)めつ あるものを、いろいろの方面からよく見るようす。「作品を―眺める」

大辞泉 ページ 9505