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ち【父】🔗🔉

ち【父】 上代、男子を敬っていった語。「おほぢ(祖父)」のように他の語の下に付く場合は連濁のため「ぢ」となることがある。「甘(うま)らに聞こし以ち食(を)せ、まろが―」〈記・中・歌謡〉

ち【血】🔗🔉

ち【血】 動物の血管内を流れる体液。血液。血潮(ちしお)。「赤い―」「―が出る」→血液血縁。血統。血筋。「―のつながり」「―は争えない」人のもつ感情や思いやり。「若い―がたぎる」 [下接語]悪(あく)血・生き血・産(うぶ)血・膿(うみ)血・返り血・黒血・毒血・生(なま)血・古血・悪(わる)血 (ぢ)鼻血

血が通・う🔗🔉

血が通・う 血が流れている。生きている。「赤い―・った人間」形式的、事務的でなく人間味が感じられる。「―・った福祉政策」

血が騒・ぐ🔗🔉

血が騒・ぐ 気持ちが高ぶって、じっとしていられなくなる。心がおどる。「冒険好きの―・ぐ」

血が繋(つな)が・る🔗🔉

血が繋(つな)が・る 血縁関係にある。「―・っていない親子」

血が滲(にじ)むよう🔗🔉

血が滲(にじ)むよう血の出るよう」に同じ。

血が上(のぼ)・る🔗🔉

血が上(のぼ)・る のぼせる。興奮する。逆上する。

血が沸(わ)・く🔗🔉

血が沸(わ)・く 感情が高まる。「若い球児の―・く」

血で血を洗・う🔗🔉

血で血を洗・う 《「旧唐書」源休伝から》殺傷に対して、殺傷で応じる。「―・う抗争」血のつながっている者どうしが争う。

血と汗(あせ)🔗🔉

血と汗(あせ) 激しい情熱と努力のたとえ。「―の結晶」

血となり肉となる🔗🔉

血となり肉となる 食べた物がよく吸収されて栄養となる。学んだ知識・経験などが完全に身について将来の活動に役立つようになる。

血に飢・える🔗🔉

血に飢・える 傷つけたり殺したりしたいような、激しくすさんだ気分になる。「―・えた狼」

血の出るよう🔗🔉

血の出るよう 非常に心身を苦しめ、努力するたとえ。血が滲(にじ)むよう。「―な苦労」

血は水よりも濃い🔗🔉

血は水よりも濃い 血筋を引いた間柄は、他人に対するより親密であることのたとえ。

大辞泉 ページ 9622