なん‐だ【何だ】 〔連語〕《「だ」は断定の助動詞》疑問を表す。「あの音は―」「それが―というんだ」直接言うのがはばかられたり、適当な言い方が見つからなかったりする場合に、代わりに用いる語。「自分で言うのも―が、僕ならできる」「つまりは、―、もうやめたいということか」感動詞的に用いて、意外なことにあきれたり、がっかりしたりする気持ちを表す。「―まだ終わらないのか」「―君か」話題にする事柄がたいしたことではないという意を表す。「地位が―、金が―」「―、こんな傷ぐらいで大騒ぎするな」

何だ彼（か）んだ ああだこうだ。あれやこれや。なんのかの。なんだかだ。「―と難癖をつける」

なん‐だか【何だか】 ［副］物事がはっきりしないさま。原因・理由などがよくわからないさま。「―雲行きが怪しい」「―悲しい気分だ」

なん‐だったら【何だったら】 〔連語〕「何なら」に同じ。「―先に帰ってもいいですよ」

なん‐だって【何だって】 ［感］相手の言葉をとがめたり、問い返したりするときに発する語。なんだと。「―、もう一度言ってみろ」〔連語〕《「なんだといって」の音変化》どういうわけで。どうして。なぜ。「―今まで黙っていたのだ」《「なんであっても」の音変化》なんでも。どんなものでも。「―かまわない」