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せんけん‐てき【先験的】🔗🔉

せんけん‐てき【先験的】 [形動]《(ドイツ)transzendental》カント哲学で、対象にかかわるのではなく、先天的に可能な限りでの対象の認識のしかたに関する認識についていう。超越論的。フッサールの現象学で、エポケー(判断中止)を行ったのちに残存する純粋意識の領域に関していう。超越論的。

せんけんてき‐いしき【先験的意識】🔗🔉

せんけんてき‐いしき【先験的意識】(ドイツ)transzendentales Bewutsein》カント哲学で、意識一般のこと。フッサールの現象学で、自然的態度に判断中止を行ったのちに残存する純粋意識。超越論的意識。

せんけんてき‐かんねんろん【先験的観念論】‐クワンネンロン🔗🔉

せんけんてき‐かんねんろん【先験的観念論】‐クワンネンロン カント哲学で、その認識論の立場。認識をすべて主観の所産とする経験的観念論に対して、空間に認識される事物の実在性を疑いはしないが、それは物自体ではなくて現象であり、人間の認識主観の先天的な直観形式である時間・空間と、先天的な思惟(しい)形式である範疇(はんちゆう)とによって整理構成されたところに生じるものとする。批判的観念論。超越論的観念論。

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