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おぼつか‐な・い【覚△束無い】🔗🔉

おぼつか‐な・い【覚束無い】 [形]おぼつかな・し[ク]物事の成り行きが疑わしい。うまくいきそうもない。「昨年並みの収穫は―・い」「今の成績では合格は―・い」はっきりしない。あやふやである。「―・い記憶をたどる」しっかりせず、頼りない。心もとない。「足もとが―・い」「―・い手つき」はっきり見えないで、ぼんやりとしている。「門上の楼に、―・い灯(ひ)がともって」〈芥川・偸盗〉ようすがはっきりせず、不安である。気がかりだ。「―・く思ひつめたること、少しはるかさむ」〈伊勢・九五〉不審である。おかしい。「やや久しくものも言はでありければ、人ども―・く思ひけるほどに」〈宇治拾遺・一〉疎遠で相手のようすがわからない。「かのわたりには、いと―・くて、秋暮れ果てぬ」〈源・末摘花〉待ち遠しい。もどかしい。「返り事せずは―・かりなむ」〈堤・虫めづる姫君〉 [派生]おぼつかながる[動ラ五]おぼつかなげ[形動]おぼつかなさ[名]

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