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いちょう【銀=杏・公=孫=樹・鴨=脚=樹】イチヤウ🔗🔉

いちょう【銀杏・公樹・鴨樹】イチヤウ イチョウ科の裸子植物。一科一種。落葉高木で、高さ約三〇メートルに達する。葉は扇形で中央に裂け目があり、秋に黄葉する。雌雄異株。春、葉の付け根に、尾のような雄花、柄のある二個の胚珠(はいしゆ)をもつ雌花をつけ、四月ごろ受粉し、九月ごろ精子によって受精が行われる。果実は丸く、外種皮は熟すと黄橙(おうとう)色で、内種皮は白い殻となって種子を包む。種子は銀杏(ぎんなん)とよばれ、食用。幹や枝から気根を垂らすことがあり、乳(ちち)の木ともいう。中国の原産で、盆栽や街路樹に多用され、材は碁盤・将棋盤などに使われる。《季 黄葉=秋 花=春》「―散る遠くに風の音すれば/風生」(やじり)の一種。イチョウの葉の形をしたもの。「銀杏頭(いちようがしら)」の略。紋所の名。イチョウの葉を図案化したもので、多くの種類がある。◆江戸時代以来、語源を「一葉」と考え、歴史的仮名遣いを「いてふ」としてきたが、「鴨脚」の宋音ヤーチャオに由来するもので、「いちゃう」が正しいとする。

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