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すい‐かん【水干】🔗🔉

すい‐かん水干】 ①糊を用いず水張りにして乾した布。 ②盤領(詰襟)、脇あけの装束。製法は狩衣に似ているが、違いは菊綴きくとじを胸に1カ所、背面・右左の袖の縫い目に4カ所、いずれも二つずつ付けることと、丸組の緒を前面領えりの上の角と背面領の中央とに付け、裾を袴に着込めること。地は麻布・平絹など。平安時代には宮廷や貴族に仕えた下級官人の服であったが、のちに公卿の私服、元服前の少年の晴衣などに用いた。水干狩衣。 水干 ⇒すいかん‐ぐら【水干鞍】 ⇒すいかん‐ばかま【水干袴】

広辞苑 ページ 10373 での水干単語。