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○末大なれば必ず折るすえだいなればかならずおる🔗🔉

○末大なれば必ず折るすえだいなればかならずおる [左伝昭公11年]枝葉が大きくなれば、幹が折れる。下の者の勢力が大きくなると上の者を必ず滅ぼすというたとえ。 ⇒すえ【末】 すえ‐だくみ末工スヱ‥ 先々の計画。将来のもくろみ。浄瑠璃、源氏冷泉節「薬頼みに―、是ぞ冥途の呼び使ひ」 すえ‐たのもし・い末頼もしいスヱ‥ 〔形〕[文]すゑたのも・し(シク) 将来どうなるかが期待される。将来有望だ。「我が子ながら―・い」 すえ‐つ‐かた末つ方スヱ‥ ①順序のあとの方。終末の部分。源氏物語横笛「ただ―をいささか弾きたまふ」 ②末の頃。事の終りがた。源氏物語橋姫「御病の―に」 ③晩年。源氏物語若菜上「故院の―」 すえ‐つき末つきスヱ‥ 垂髪のすその様子。源氏物語手習「髪は五重の扇をひろげたるやうに、こちたき―なり」 すえ‐つき陶坏スヱ‥ 陶器のつき。かわらけ。 すえつぐ末次スヱ‥ 姓氏の一つ。 ⇒すえつぐ‐ぶね【末次船】 ⇒すえつぐ‐へいぞう【末次平蔵】 すえつぐ‐ぶね末次船スヱ‥ 江戸初期、末次平蔵が海外貿易のため派遣した朱印船。安南・台湾などに渡航。 ⇒すえつぐ【末次】 すえつぐ‐へいぞう末次平蔵スヱ‥ザウ 江戸初期の貿易商・長崎代官。博多商人末次興善の次男。名は政直。長崎代官となり、子孫が平蔵を襲名し4代まで代官を勤める。安南・シャムなどに朱印船(末次船)を派遣。(1546?〜1630) ⇒すえつぐ【末次】 すえ‐つくり陶工スヱ‥ 陶器製造を業とすること。また、その人。 ⇒すえつくり‐べ【陶部】 すえつくり‐べ陶部スヱ‥ 須恵器を大和政権に貢上した品部しなべ。すえべ。すえつくり。 ⇒すえ‐つくり【陶工】 すえ‐つけ据付けスヱ‥ すえつけること。また、すえつけた状態。 すえ‐つ・ける据え付けるスヱ‥ 〔他下一〕[文]すゑつ・く(下二) 一定の場所に据えて動かないように置く。 すえっ‐こ末っ子スヱ‥ きょうだいのうち、一番最後に生まれた子。ばっし。 すえ‐つむ‐はな末摘花スヱ‥ ①(茎の末に咲く黄色の頭花を摘み取って染料の紅をつくるからいう)ベニバナの異称。〈[季]夏〉。万葉集10「くれなゐの―の色に出でずとも」 ②源氏物語の巻名。また、この巻の女主人公の名。常陸宮の女むすめ。滑稽なまでに時代離れのした、大きな赤鼻の醜女。 ③「誹風末摘花」の略称。 すえ‐づよ末強スヱ‥ 射る矢などが、飛んだ先まで勢いの衰えないこと。義経記5「暫し固めてひやうど射る。―に遠鳴りして」

広辞苑 ページ 10466 での○末大なれば必ず折る単語。