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○隅に置けないすみにおけない🔗🔉

○隅に置けないすみにおけない 思いのほかに技量・才能があってあなどり難い。案外、世間を知っていて油断ができない。浮世床2「銭右衛門さんも隅には置けねへぜ」 ⇒すみ【隅・角】 すみ‐ぬ・く角抜く】 〔他四〕 前髪の額の生えぎわを抜いて角すみをつくる。角を入る。懐硯ふところすずり「所の若者の―・いてゐるなど」 すみ‐ぬり墨塗り】 (新潟県で)「墨付け正月」のこと。 ⇒すみぬり‐きょうかしょ【墨塗り教科書】 すみぬり墨塗】 狂言。帰国する大名が女のもとへ暇乞いとまごいに行くと、女は水で目をぬらし泣きまねをする。太郎冠者が水と墨とを替えたのを知らず、また塗って真っ黒になる。「墨塗女」とも。 すみぬり‐きょうかしょ墨塗り教科書‥ケウクワ‥ 不適切な箇所を墨で塗抹した教科書。第二次大戦直後、占領軍の指示などによって、国民学校・中等学校・青年学校等の教科書の中で軍国主義・侵略戦争・天皇制・国家神道を鼓吹する部分に墨を塗ったものをいう。 ⇒すみ‐ぬり【墨塗り】 すみのえ住吉・墨江】 「すみよし」の古称。 ⇒すみのえ‐の‐かみ【住吉神・墨江神】 すみのえ‐の‐かみ住吉神・墨江神】 大阪の住吉すみよし神社の祭神である表筒男命うわづつのおのみこと・中筒男命なかづつのおのみこと・底筒男命そこづつのおのみことの三神。伊弉諾尊いざなきのみことが筑紫の檍原あはきはらで、禊みそぎをした時に生まれたという。航海の神、また和歌の神とされる。すみよしのかみ。 ⇒すみのえ【住吉・墨江】 すみ‐の‐おしき隅の折敷‥ヲ‥ 四隅を切った折敷。隅すみすみのくら角倉】 (嵯峨角倉の近傍に住んだからいう)了以を祖とする江戸時代の豪商。本姓、吉田氏。 ⇒すみのくら‐そあん【角倉素庵】 ⇒すみのくら‐ぶね【角倉船】 ⇒すみのくら‐ぼん【角倉本】 ⇒すみのくら‐りゅう【角倉流】 ⇒すみのくら‐りょうい【角倉了以】 すみのくら‐そあん角倉素庵】 江戸初期の京都の豪商・学者・書家。了以の長男。名は与一。諱いみな、玄之はるゆきのち貞順。藤原惺窩の門人。書を本阿弥光悦に学んで一家を成す(角倉流)。父の朱印船貿易・土木事業に協力。嵯峨本(角倉本)の刊行に関与。(1571〜1632) ⇒すみのくら【角倉】 すみのくら‐ぶね角倉船】 江戸初期、角倉了以・素庵が安南などと通商するため、朱印状を受けた貿易船。 ⇒すみのくら【角倉】 すみのくら‐ぼん角倉本(→)嵯峨本さがぼんの別称。 ⇒すみのくら【角倉】 すみのくら‐りゅう角倉流‥リウ 角倉素庵を祖とする和様書道の一派。光悦流から分かれたもの。嵯峨流。 ⇒すみのくら【角倉】 すみのくら‐りょうい角倉了以‥レウ‥ 安土桃山・江戸初期の豪商・土木家。名は光好。洛西嵯峨に住む。算数・地理を学び、安南・東京トンキンに朱印船(角倉船)を派遣して貿易を営む。嵯峨の大堰川おおいがわ・富士川・天竜川の水路を開き、また、京都に高瀬川を開削。(1554〜1614) ⇒すみのくら【角倉】 すみ‐の‐ころも墨の衣(→)墨染衣すみぞめごろもに同じ。 すみ‐の‐たもと墨の袂(→)墨染衣すみぞめごろもに同じ。 すみ‐の‐つか墨の柄(→)墨柄すみづかに同じ。 すみ‐のぼ・る澄み昇る】 〔自四〕 ①月が高く澄んで昇る。頼政集「―・る月の光に横ぎれて」 ②音調が澄んで高く響く。源氏物語椎本「笛を…これは―・りて事々しき気の添ひたるは」 すみ‐の‐もち隅の餅】 新築棟上げ祝いの際、中央部から家の四隅に向かい、あるいは四隅から外部に向かって投げる大きな餅。四隅餅よすみもち。角餅かどもち

広辞苑 ページ 10716 での○隅に置けない単語。