複数辞典一括検索+

せ‐けん【世間】🔗🔉

せ‐けん世間】 ①〔仏〕 ㋐有情うじょうの生活する境界。衆生世間。今昔物語集5「―の受楽を厭ひて出家し給ふなり」 ㋑有漏法うろほうの異称。煩悩のある世界。↔出世間。 ②天地の間。あたり一帯。大鏡道長「俄に霧たち、―もかい暗がりて侍りしに」 ③人の世。人生。源氏物語若紫「つひに空しく見給へなして、―の道理なれど、悲しび思ひ給ふる」 ④社会。世の中。また、世の中の人々。狂言、居杭「―から見まして」。「―に顔向けできない」「―を騒がす」 ⑤世間づきあい。交際の範囲。また、そのための費用。日本永代蔵4「―うちばにかまへ」。浄瑠璃、心中宵庚申「―する若い者」 ⑥くらし向き。身代。財産。沙石集9「かの地頭、―もおとろへ」 ⇒せけん‐おとこ【世間男】 ⇒せけん‐ぎ【世間気】 ⇒せけん‐ぐち【世間口】 ⇒せけん‐さわがせ【世間騒がせ】 ⇒せけん‐し【世間師】 ⇒せけん‐じゃ【世間者】 ⇒せけん‐しらず【世間知らず】 ⇒せけん‐すずめ【世間雀】 ⇒せけん‐ずれ【世間擦れ】 ⇒せけん‐そう【世間僧】 ⇒せけん‐そうば【世間相場】 ⇒せけん‐だましい【世間魂】 ⇒せけん‐ち【世間智】 ⇒せけん‐てい【世間体】 ⇒せけん‐てき【世間的】 ⇒せけん‐でら【世間寺】 ⇒せけん‐どうぐ【世間道具】 ⇒せけん‐なみ【世間並】 ⇒せけん‐の‐くち【世間の口】 ⇒せけん‐ばなし【世間話】 ⇒せけん‐ばなれ【世間離れ】 ⇒せけん‐ば・る【世間張る】 ⇒せけん‐みず【世間見ず】 ⇒世間が狭い ⇒世間が立つ ⇒世間が詰まる ⇒世間が張る ⇒世間が広い ⇒世間虚仮、唯仏是真 ⇒世間に鬼は無い ⇒世間に出る ⇒世間になる ⇒世間の口に戸は立てられぬ ⇒世間は張物 ⇒世間は広いようで狭い ⇒世間晴れて ⇒世間を狭くする ⇒世間を張る

広辞苑 ページ 11037 での世間単語。