複数辞典一括検索+
たしか【確か・慥か】🔗⭐🔉
たしか【確か・慥か】
[一]〔名〕
①しっかりして動かないこと。雄略紀「君臣の義―なり」。「土台は―だ」
②信用できること。安心なこと。万葉集12「―なる使を無みと心をそ使に遣りし」。徒然草「本経の―なるにつきて、この真言陀羅尼をば申しつるなり」。「―な筋から聞いた」「腕は―だ」
③間違いのないこと。確実なこと。源氏物語葵「―に御枕上に参らすべき祝ひのものにて侍る」。平家物語7「―に頼朝討つべきよし、謀反の企てありと申す者あり」。「―にこの中にしまった」
④あぶなくないこと。安全なこと。宇津保物語嵯峨院「これは―ならむ物に入れて置き給へれ」。「まだ足許は―だ」
⑤はっきりしていること。明瞭なこと。源氏物語葵「かく宣へど誰とこそ知らね。―にの給へ」。「―な証拠」
[二]〔副〕
《慥》(自分の記憶によれば)まず間違いなく。狂言、佐渡狐「―無いと聞いたが有るが定じょうか」。「―明日だと思います」
⇒たしか‐らしさ【確からしさ】
広辞苑 ページ 12125 での【確か】単語。