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た・ぶ【賜ぶ・給ぶ】🔗⭐🔉
た・ぶ【賜ぶ・給ぶ】
〔他四〕
(タマフの約。「たうぶ」とも)
①目上の者から下の者へお与えになる。くだされる。万葉集20「昼は田―・びてぬばたまの夜の暇に摘める芹子せりこれ」。土佐日記「御船より仰せ―・ぶなり」
②目上の者に向かってのかしこまった表現などのとき、第三者に対する自己側の動作に使い、いただかせる、の意。宇津保物語忠乞「供養絶えて今日三日、わらはべに物もえ―・ばで疲れふし侍ればとり申すなり」
③(動詞の連用形または、それに「て」の付いたものに接続して)その動作を行う主体に対する尊敬の意を表す。続日本紀22「数数しばしば辞び申し―・ぶに依りて受賜はり―・ばず」。万葉集2「足ひく吾がせつとめ―・ぶべし」。太平記11「其舟ここへ寄せて―・べ」
→とうぶ
広辞苑 ページ 12316 での【賜ぶ】単語。