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たん‐ざく【短冊・短籍・短尺】🔗🔉

たん‐ざく短冊・短籍・短尺】 (タンジャクとも) ①標目・数量などを書いた細長い紙。特に、官庁で給付する物資の品目・数量を書いたもの。西宮記「便所を定めて米塩を分け行ひ、或は且つ―を給ひ、且つ物を散ず」。枕草子314「これはなにの御―にか侍らん。物いくらばかりにか」 ②和歌を書くのに用いる料紙。普通は縦36センチメートル余、幅6センチメートル位で、金銀箔を置いたもの、下絵や模様のあるもの、絹張りのものなどがある。鎌倉末期にすでに行われていたらしい。今も和歌・俳句や絵などを書くのに用いる。「―に願い事を書く」 短冊 撮影:関戸 勇 (→)短冊形に同じ。「人参を―に切る」 ⇒たんざく‐いし【短冊石】 ⇒たんざく‐かけ【短冊懸】 ⇒たんざく‐がた【短冊形】 ⇒たんざく‐きり【短冊切】 ⇒たんざく‐どうふ【短冊豆腐】 ⇒たんざく‐ばさみ【短冊挟み】

広辞苑 ページ 12458 での短冊単語。