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いと・う【厭う】イトフ🔗🔉

いと・う厭うイトフ 〔他五〕 (キラ(嫌)ウが相手を積極的に切り捨て遠ざける意であるのに対して、イトウはいやな相手を避けて身を引く意) ①好まないで避ける。いやがる。万葉集18「ほととぎす―・ふ時なし」。「労を―・わない」 ②この世を避け離れる。出家する。源氏物語夕霧「世の憂きにつけて―・ふは、なかなか人悪きわざなり」 ③害ありとして避ける。御伽草子、酒呑童子「縁より下へおるるさへお乳や乳母のつき添ひて、荒き風をも―・ひしに」 ④いたわる。かばう。大事にする。狂言、鞍馬聟「人を一人―・はせらるるに依つて」。「時節柄おからだをお―・い下さい」

広辞苑 ページ 1306 での厭う単語。