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○いとしもなし🔗🔉

○いとしもなし 格別のこともない。とり立てていうべき程のこともない。弁内侍日記「ある人いとしもなき先祖ひきたてて申す文に」 ⇒いと‐し‐も いと‐じょう怡土城‥ジヤウ 筑前国糸島郡怡土村(現在、福岡県前原市)の高祖山にあった山城。756年(天平勝宝8)大宰大弐吉備真備きびのまきびが築き始め、768年(神護景雲2)完成、大宰府の防御とした。遺構と土塁が残存。 いと‐じり糸尻(→)「いとぞこ」に同じ。 いと‐じるし糸印】 裁縫で、躾糸しつけいとで付けたしるし。へらやルーレットが使えない布地に用いる。 いと‐しん糸心・糸芯】 ①糸を芯とした蝋燭ろうそく。糸心蝋燭。 ②ランプの芯の細い糸状のもの。 いと‐すかし糸透し】 彫刻の一種。糸のように細い線で模様を彫りすかしたもの。鍔つばなどに用いる。 いと‐すぎ糸杉】 地中海東部からイラン北部に自生するヒノキ科の針葉樹。サイプレス属の代表。樹形は細長い円柱状。欧州では死の象徴とされ、庭園のほか墓地に植える。イタリアン‐サイプレス。 いと‐すじ糸筋‥スヂ ①糸の筋。 ②糸のように細長いもの。古今和歌集「貫きかくる蜘蛛の―」 ③琴・三味線などの弦。好色一代女1「常もてあそびし―ならして」 いと‐すすき糸薄】 ススキの一変種。葉・茎ともに細く、穂も細小。観賞用。

広辞苑 ページ 1318 での○いとしもなし単語。