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つばき【海石榴・山茶・椿】🔗🔉

つばき海石榴・山茶・椿】 (「椿」は国字。中国の椿ちゅんは別の高木) ①ツバキ科の常緑高木数種の総称。ヤブツバキは暖地に自生、高さ数メートルに達する。葉は光沢があり、革質。春、赤色大輪の五弁花を開く。多数の雄しべが基部で環状に合着している。秋に熟す果実は円形の蒴果さくかで、黒色の種子をもつ。園芸品種が極めて多く、花は一重・八重、花色も種々。熊本で改良された肥後椿が有名。また、日本海側の豪雪地にはユキツバキが自生。その園芸品種もある。種子から椿油を製し、材は工芸用。〈[季]春〉。「椿の実」は〈[季]秋〉。万葉集1「巨勢山こせやまのつらつら―つらつらに」 ヤブツバキ 提供:ネイチャー・プロダクション ②襲かさねの色目。表は蘇芳すおう、裏は赤、あるいは中倍なかべに濃い萌葱もえぎをいれる。冬に用いる。 ⇒つばき‐あぶら【椿油】 ⇒つばき‐ばい【椿灰】 ⇒つばき‐もち【椿餅】 ⇒つばき‐もも【椿桃】

広辞苑 ページ 13212 での海石榴単語。