どうにか‐して
どんな手段・方法を尽くしても。なんとかして。「―ここから抜け出したい」
⇒どう‐に‐か
○盗に食を齎すとうにしょくをもたらす
[戦国策
秦策]敵側に益になるような愚かなことをするたとえ。転じて、悪人が悪事を行うのに都合のよい口実を与えてやる意にも用いる。
⇒とう【盗】
○堂に升り室に入るどうにのぼりしつにいる
[論語
先進「由や、堂に升れども、未だ室に入らざる也」](「堂」は表座敷、「室」は奥座敷)「堂に升る」とは学徳が高明正大の域に至ること、「室に入る」とは更に進んで精微深奥の域に達することで、学問や芸術が次第に高い水準に進み至るのをいう。
⇒どう【堂】